『突撃!隣の晩ごはん』(日本テレビ系)で大きなしゃもじを手に6000軒以上の家庭を訪問し、お茶の間を楽しませてきた落語家・タレントのヨネスケさん(78)。熟年離婚とコロナ禍の孤独を乗り越え、2024年に20歳年下の小野陽子さんと再婚した。

 あえて「法律婚」を選んだ理由や、遺言書の作成といった現実的な備え、ネット上の誹謗中傷への対応、そして将来の看取りなどについて、おふたりに話を聞いた。(全3回の3回目/1回目から読む)

ヨネスケさんと妻の陽子さん ©松本輝一/文藝春秋

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「最初、事実婚でいいかなと思っていた」それでも法律婚を選んだ理由

――おふたりは結婚の形については、どう考えていたのでしょうか。

ヨネスケさん(以下、ヨネスケ) 俺は、最初、事実婚でいいかなと思っていたんです。でも、テレビの番組で一緒になった弁護士に相談したら、法律婚で籍を入れないと何かあっても病室に入れないし、最期に立ち会えない可能性もあるって言われて。

 それは面倒だなと思い、それなら結婚しちゃおうと婚姻届を出しました。その後、公証役場で遺産問題とかをいろいろ話して、遺書も作成したんです。おもしろいなと思ったのは、遺産の問題になったら「奥さんは外してください」って言われてね。それで俺と弁護士と公証役場の人、3人で話をしたんです。

陽子さん(以下、陽子) 遺産に関しては、奥さんが入ると「もっと出してよ」とか、もめごとが起こる可能性もあるので、本人と弁護士と公証役場の人だけなんですよね。

 それ以外、家族関係の問題については、例えば師匠に何かあった時、私が責任をもって息子さんたちに連絡をするということになりました。事前に相続や家族間の調整をするのはすごく大事なことだなと思いましたね。

――新婚旅行には行かれたのですか?

ヨネスケ 10泊12日で、アメリカに行きました。ちょうどイチローさんのアメリカ野球殿堂入りがあったので、クーパーズタウンに見に行ったんです。ふたりでシアトル時代のイチローさんのユニフォームを着て、初日に車でパレードするところを見て、翌日にセレモニーに行きました。

 そうしたらイチローさんが俺を見つけて、手を振ってくれたんです。それを見た周囲の人から「おまえは、イチローのなんなんだ」「誰だ、おまえは」って顔で見られて、おもしろかった(笑)。五十嵐(亮太)さんにも会って、「ヨネスケさん、いたの?」ってインタビューされて楽しかったなぁ。