『突撃!隣の晩ごはん』(日本テレビ系)で大きなしゃもじを手に6000軒以上の家庭を訪問し、お茶の間を楽しませてきた落語家・タレントのヨネスケさん(78)。熟年離婚とコロナ禍の孤独を乗り越え、2024年に20歳年下の小野陽子さんと再婚した。

 新宿二丁目のバーでの運命的な出会いから、お母さんの胃袋と心をつかんだ“アタック作戦”、そして交際を決めた理由などについて、おふたりに話を聞いた。(全3回の2回目/3回目に続く)

ヨネスケさん ©松本輝一/文藝春秋

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「もう自宅監禁状態ですよ」コロナ禍で気持ちが落ち、うつ病に

――2015年に離婚して2024年に再婚されましたが、結婚に至るまでは、どんな経緯があったのでしょうか。

ヨネスケさん(以下、ヨネスケ) 大きな転機になったのは、コロナだね。外出ができなくなり、仕事が全部キャンセルになっちゃって……。しかも、俺は5回もワクチンを打ったのにコロナにかかって、もう自宅監禁状態ですよ。

 テレビを見ることしかやることがないんだけど、テレビに話しかけてもおもしろくない。ひとりで黙っていると、どんどん気持ちが落ちて、どんよりしちゃって。コロナ明けに新宿二丁目の「白い部屋」っていう、ニューハーフの方がやっているお店に飲みに行ったんですよ。

 そうしたら、そのお店のママに「おまえさん、目が死んでいるわよ。病院に行った方がいいわよ」って言われて。それでママに教えてもらった病院に行ったら軽いうつ病だって。全然、自覚がなかったんだけど、なんか野良犬みたいな目をしていたらしい(苦笑)。

妻・陽子さんとの仲良しツーショット

「一緒に飲んだ後、タコ焼きを食べに行ったんです」陽子さんと出会ったきっかけ

――医者からは「パートナーを作るといい」と言われたそうですが、当時、彼女はいらしたのですか。

ヨネスケ いなかった。食事したりする女性はいたけどね。病気が徐々によくなって、「白い部屋」のママからも「良くなってるんじゃない」って言われた時に今のかみさんに会ったんです。俺の知り合いの女性とかみさんが友人で、女性にお米を届けにきたんです。その後、「白い部屋」にも来てくれて、一緒に飲んだ後、タコ焼きを食べに行ったんです。

陽子さん(以下、陽子) 初対面だったんですけど、師匠は生気がなくて、よれよれのおじさんだったんです。しかも、「俺は、睡眠導入剤がないと眠れないし、死んじゃったっていいんだ」って言うんです。

 ネガティブなことばかり言うので、「死んでもいいなんて何、言っているんですか。もっと前を向いて頑張んなさいよ」と、うつ病の人に絶対にかけちゃいけない言葉をガンガン言ってしまって(苦笑)。