「どうぞ見てください。私、今めっちゃ綺麗だし、絶対可愛いと思う」――。実母からの凄惨な虐待、そして20歳から5年間に及んだ19歳年上彼氏からの精神的支配。自分を否定され続け、感情を押し殺して生きてきたグラビアアイドルで女優の林未珠さん(28)は、強い覚悟と周囲の支えによって、長年の「洗脳」からついに脱出した。

 地獄のような日々を生き抜いた彼女が、再始動した芸能活動で挑戦したのは、まさかの「ヌード写真集」だった。かつては笑うことすらできなかった彼女が、なぜ自らのすべてを晒す決断をしたのか?(全3回の3回目)

グラドルの林未珠さん ©志水隆/文藝春秋

◆◆◆

ADVERTISEMENT

彼氏と別れて「開放的に演技ができるようになった」

──モラハラ彼氏と別れて、すぐ芸能活動を再開したんですか?

林 別れて半年くらい経ってからです。気持ちの整理もついて、彼に芸能界を引退させられて、やりたかったことができなかった未練もあって。お世話になっていたマネージャーさんに「もう一回芸能活動したいので、お話しできませんか」とDMしました。カフェで会ったら「お前、何してたの?」みたいなリアクションで(笑)。

 でも、すぐ「仕事しようよ」と言ってくれて、イメージDVDの仕事が決まりました。

 気持ちが解放されたら、昔と写真写りやお芝居が全然変わったんです。自分でも「ああ、開放的に演技できるようになった」と思いました。

──10代で、お母さんから虐待を受けていたころは、お芝居も今とは違っていたんですね。

林 そうなんです。復帰作で初めて主演映画を撮ったんです。毒親とグラビアアイドルの話で、自分自身の話を少し変えてはいるんですけど。

 高校生の頃から仕事をしている監督に撮ってもらったんですけど、私のお芝居を見て「すごい変わったね」「顔つき、全然違うね」と。昔を知ってる人たちは、すごい良くなったと言ってくれて。それで写真集の話もすぐ決まりました。