「自分が悪いんだ」と思い込まされ、母親の顔色をうかがいながら生きてきた――。4歳から言葉や身体的な虐待を受け、包丁を突きつけられたこともあったグラビアアイドルで女優の林未珠さん(28)。高校時代には無理やり整形手術を受けさせられ、貯金を母親に奪われるなど、母の支配は成人後も続いた。
20歳になった林さんは、ようやく家を出る決意をする。自分を受け入れてくれる男性と出会い、「これで母親から逃れられる」と安堵したのも束の間だった。新たな生活で待っていたのは、友人との外食を禁じられ、仕事にも口を出される日々。母親の虐待を生き抜いた彼女は、今度は19歳年上の恋人から精神的な支配を受けることになる。
なぜ林さんは、再び自分の意思を抑え込まれてしまったのか。5年にわたる交際の末、彼女が恋人から告げられた衝撃の言葉とは――。(全3回の1回目)
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母の虐待だけでは終わらなかった「彼女の不幸」
──20歳の時に、母の虐待から逃れて、交際中の男性と同棲を始めたそうですね。男性とは、どうやって知り合ったんですか。
林未珠(以下、林) 当時飲食店でアルバイトしてたんです。そしたら、その男性から「一目惚れした」と、名刺をいただいたんですよ。「社名で検索したらちゃんとした会社だと分かると思う。信用してほしい」と言われて、検索したら確かに出てきたので「じゃあ信用できるのかな」と。年齢も19歳上の人でした。
──随分年上ですね。その後、すぐにおつきあいをするように?
林 一度一緒にご飯行ったんですけど、すぐ「一緒に住もう」と言われました。年上でお金もありそうでしたし、私もすぐに家を出たかったので「じゃあすぐ家を出ます」と。出会って1カ月もたたないうちに同棲が始まりました。
──展開が早いですね。
林 母から愛されてないから「誰かに愛されたい」って気持ちがすごく強いんですよね、きっと。だから、助けてくれそうな男性がいたら、そこに希望を見てしまっていた。「一緒に住もう」と言われて、「やっと母と決着つけられる」と期待してしまったんです。
一緒に住み始めてすぐに彼から「芸能活動をやめてほしい」と言われたんですが、母からSNSを通じて誹謗中傷されたりもしていたし、人前に出られる精神状態でもなかったので「じゃあ、一回辞めよう」となったんですね。
──でも、今度はその彼からのモラハラが始まってしまった、と。
