念願かなって日本大学芸術学部演劇学科へ進んだ見上は「裏方・演出家になるには演技も学ぶべき」と考え、ワタナベエンターテインメントのスクールに通所。これがデビューのきっかけとなる。

 夢だった演出家ではなく、俳優として第一線に立っている現在の状況について見上は「運とタイミングがよかったんだと思います。流れに身を任せた結果です」と語っている(※2)。講師の一言で勉強に打ち込んだり、ふと思い立って演技の勉強をしてみたり。ふわふわしているようにも見えるが、この“ふわふわ感”こそ見上らしい“しなやかさ”なのである。

「部屋を片付けられない」私生活と仕事のギャップ

『風、薫る』でも共演した仲の良いお笑い芸人・丸山礼とおしゃべりを繰り広げるポッドキャスト『見上愛&丸山礼の脱力じかん』では、部屋の片付けが苦手な見上が定期的に友人に片付けをお願いしているというエピソードを披露(#86 2026年8月17日配信分)。

ADVERTISEMENT

 しかもその友人をポッドキャストの収録見学に招待したが、当初は見上の家に友人たちを残して片付けをお願いするつもりだったことを丸山に話し、大笑いされていた。この“ふわふわ感”からくる“放っておけなさ”も見上の大きな魅力でもある。

『風、薫る』公式Instagramより

 そんな愛らしい“ふわふわ感”を見せる一方で、見上は役作りに対しては恐ろしいほどの職人気質を見せる。消防局の指令管制員を演じた『119エマージェンシーコール』(2025年/フジテレビ系)では流暢な英語を披露した。

 さらに、俳優という仕事について「役と向きあうために、自分と向きあわなくちゃいけない。そういう作業をしたことがなかったので、発見の連続です。普通なら見なくてもいい自分の嫌な部分も見なくちゃいけなくて、つらいと感じることもあるんですけど、なんだかんだ言って、それも好きです」と明かしている(※3)。