犯人が見つけた安住の地

 事件は今でもこの地区ではタブーという一面もあるが、高度経済成長期の日本を騒がせた大事件の犯人にもかかわらず、この地区には未だに親族が暮らし、遺骨は無縁仏という扱いではなく一族の墓に眠っているという。

写真はイメージ ©getty

 このことからも小原保は犯罪者ではあるが、地区の共同体意識の中でしっかりと守られながら眠っていた。死後になって、美しい田が広がるのどかな田園風景の中に、小原保はやっと安住の地を見つけたのではないか。

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