『将棋界=伝統』という概念に対し新しい楽しみ方に

「将棋はおじさんのゲーム」、「地味な男子がやるもの」、そんなイメージを覆したのが『週刊女性セブン』の棋士グラビア「S(SHOGI)」シリーズである。コンセプトは、将棋に詳しくない読者でも振り向くような魅力的な棋士像を打ち出すこと。

 2024年3月にシリーズ第1弾が掲載されたときは、予想をはるかに上回る反響があった。さらに今回のイベントに合わせて「S6」のデジタル写真集まで小学館が発売するという。そもそもデジタル写真集はグラビア・アイドルや人気タレントなどが出すものであって、棋士がやるものじゃない。一体どういうことなのか。

デジタル写真集「S6」(小学館)

 ちなみに手前味噌で恐縮だが「S」シリーズを撮影しているのは、この原稿を書いている筆者である。担当編集者のK氏は棋士のグラビアを手掛けるまでは将棋界についてほとんど知らず、「&TEAM」などボーイズグループのグラビアページを作っていた。

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――予想以上の反響をどう分析していますか?

「“観る将”の方が潜在的にかなり多いという指標になったと思います。普段は将棋の話題をあまり口にしない人でも、こうした切り口に関心を示してくれました。編集長が普段行く飲み屋で『将棋のグラビアがいいですね』と話しかけられたそうです。企画として最初は勝負師に対して“イケメン”と打ち出すことに少し抵抗がありましたが、出演してくれた棋士が楽しんでくれたこともあり、良い意味での化学反応が得られたのではないでしょうか」

――どのような部分がウケたのでしょうか?

「有名タレントにはない新鮮さがありましたね。また固定したメンバーではなく、毎回『誰が出てくるんだ?』とファンがザワつく要素も楽しみの一つになっていると思います。また、あえて着物や和室での撮影はしていません。白シャツで夏の日差しを浴びているイメージはタレントグラビアでは王道なのですけど、棋士では普段見られない姿です。『将棋界=伝統』という概念に対して、新しい楽しみ方になったのではないでしょうか」

――デジタル写真集まで発売するとは驚きました。

「誌面、WEB記事ともに反響が毎回大きく、渡辺明九段のSシリーズに対してのSNSでの発信が話題になっているのも知っていました。撮影時のアザーカットが多数あり、それをお蔵入りさせてしまうのは惜しい気持ちと、棋士のイケメン写真集は初めてだと思うので、どれくらいの反響があるのか見てみたい思いがありました」

 記事の後編では、“魔王”渡辺九段に立ち向かうS6メンバーの意気込みを紹介していく。

写真=野澤亘伸

INFORMATION

デジタル写真集「S6」(小学館)
https://www.shogakukan.co.jp/digital/09D182160000d0000000


渡辺明九段 vs S6(主催:日本将棋連盟)

日時:10月4日(日)13時30分開始~18時終了予定(受付12:30~)
会場:東京都渋谷区千駄ヶ谷1丁目18番5号 将棋会館「棋の音」内
日本将棋連盟特設サイトにて配信視聴券(¥2,000)を販売中

https://www.shogi.or.jp/news/view.php?id=20260904-004

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次の記事に続く 「ビジュアルだけでなく将棋も強いと…」注目イベント『渡辺明九段 vs S6』に挑むイケメン棋士たちの“勝算”とは

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