ヴィンテージロレックスやバンドTの次は、ユニクロなのか? いま、かつて大量生産されたユニクロの服が「オールドユニクロ」と呼ばれ、古着として見直されている。古着市場では、2000年前後のフリースが9000円、レザージャケットが2万円で売られることもあり、フリマアプリには10万円近い価格で出品されたスウェットもある。
その価値をいち早く見いだし、約1000着を収集してきたのが、オールドユニクロ研究家のmihra(ミフラ)さんだ。タグや資料、服の仕様からユニクロの歴史を追う彼に、価格高騰の実態と、新品時より高くても欲しくなる理由を聞いた。(全2回の1回目)
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500円で見つかる一方、9000円で売られるフリースも
――まず、「オールドユニクロ」とは、いつ頃の商品を指すのでしょう?
mihra 明確な定義はありませんが、僕の場合は、ユニクロがオリジナル商品の開発を始めた1987年頃から2009年頃までの商品だと考えています。現在に近いロゴへ変わったのは2010年頃のこと。「オールドユニクロ」という言葉が使われ始めたのは、2020年前後ではないでしょうか。
――現在、どのくらいの価格で売られているのですか?
mihra いちばん大きな市場は、古着店よりメルカリなどのフリマアプリだと思います。フリースなら高いもので9000円ほど。レザー系は1万~2万円、デニムは6000円前後、雰囲気のいいネルシャツなら4800円ほどで取引されています。
――かつて数千円で売られていた服が、新品時より高くなっているわけですね!
mihra すべてが高いわけではありませんが、同じフリースでも、いまは見ない色で、サイズや状態がよければ6000~9000円になる。一方、一般的な色で状態が悪ければ、リサイクルショップで500円ほどのことも。古ければ何でも価値があるわけではなく、デザインがよくなければ、きちんと安いままです。
――どこへ行けば見つけられるのでしょう?
mihra 専門的に扱う古着店は、まだほとんどありません。大阪の「十四才」のように早くから注目していた店もありますが、僕がよく探すのはセカンドストリートやブックオフ、キングファミリーといったリサイクルショップです。最近は大手リサイクルショップでもいい値段を付けるようになったので、本当の狙い目は、地方にある名前もよく知らないような店ですね。
