ポーランドで大学を卒業し、今年4月に来日したアメリアさん(24)。日本で出会った友人との出会いが背中を押し、外国人向けに日本語を教えるメディア「日本語先輩」を立ち上げると、たちまちバズを呼んだ。

 夢を追って海を渡った彼女だが、異国での社会人生活は甘くない。「日本人の気を遣う文化は素晴らしい。でも、社会からのプレッシャーで疲れる」と本音を漏らすアメリアさんに、日本で働く喜びと葛藤を聞いた。(全3回の2回目)

アメリアさん ©深野未季/文藝春秋

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日本に移住するきっかけになった“運命の出会い”

――日本に移住することになったきっかけは?

アメリア 日本留学中に、タレントでインフルエンサーのシンディと出会ったことがきっかけです。それで仲良くなって、シンディの家にホームステイすることにしました。

――シンディさんの初対面での印象は?

アメリア すごく元気な女性。自分のことを「可愛い」って言うところも面白いなって(笑)。深く話してみると、すごく優しい、素敵な女の人だとわかって、それで、いろんなところに一緒に遊びに行くようになったんです。

アメリアさん(左)とシンディさん(右)(写真=本人提供)

――ポーランドに帰国後は?

アメリア 2024~2025年にかけて、シンディは世界一周旅行をしていたんですけど、その途中でポーランドまで会いに来てくれました。当時は大学卒業後に何の仕事に就こうか悩んでいて、そのときにシンディに相談したんです。

――プログラマーやエンジニアではなく?

「日本語を学びたい外国人のためのメディア」をスタート

アメリア 普通の仕事はしたくないというか、私的には会社員として勤めるのが難しいように感じていました。もっと面白い仕事をしたいなと思って。この時期に日本語能力試験最高レベルのN1に合格したこともあって、日本語教師になろうかと思ったんです。でも、ポーランド人が日本語を教えても信頼されない気がして。

――それだけ日本語ができたら、十分ですよ!

アメリア でも、拡散力もないから、どうやってお客さんを集めるかが問題でした。そしたら、インスタグラムのフォロワー数が13万人(当時)いるシンディが手伝ってくれると。それがInstagramメディア「日本語先輩」を始めた経緯です。

――「日本語先輩」とは?

アメリア “先生”ではなく“先輩”として、外国人に日本語を教えるインスタです。2024年11月10日にスタートしました。

――反応はいかがでしたか。

アメリア シンディがポーランドにいるときに一緒に始めたんですけど、すごいバズったんですよ。頭に残るようなリズムに乗って単語を繰り出すから、多分そこにハマってくれたんだと思います。それで、ちゃんと「日本語先輩」に取り組みたいと思ったんですが、日本にいないと難しいかなって。シンディと一緒に出演しているので、それぞれポーランドと日本からリモートで撮影することはできないし。やっぱり日本に住んだほうがいいと思って移住を決断しました。