日本とポーランドの「真ん中」ぐらいがちょうどいい

――日本という異国で働くことの大変さは?

アメリア 暗黙のルールが多すぎます。日本人の気を遣う文化は本当に素晴らしいけれど、たまに社会からのプレッシャーを感じて、自分らしく生きられていない気がします。日本に住んでから、周囲にどう見られるかを気にするようになって、結構疲れますね。私は日本語ができるからこそ、きちんと気を遣って、マナーを守らなればと思ってしまうんです。

――日本人も疲れてます(笑)。

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アメリア ポーランドではみんな自由。日本に比べると迷惑をかけることも、かけられることも多いけど、「それでいいんじゃない?」って感じ。しっかりした日本と、自由なポーランド――その真ん中くらいがちょうどいいかな。

©深野未季/文藝春秋

――これからも日本で働けそうですか?

アメリア 7月30日に新たなInstagramメディア『VEGAN先輩』をシンディと開設したばかりなんです。日本全国のヴィーガン対応飲食店と世界中の旅行者をつなぐメディアで、「誰も食事を諦めなくていい日本旅行へ。」がキャッチコピーです。

――それは喜ばれそうですね!

「日本の絵葉書を届ける」サービスも開始

アメリア 10月1日からはサブスクリプションサービス「Senpai Snail Mail(センパイ・スネイルメール」も新たにスタートしました。海外在住の日本文化ファン向けのポストカードの定期便サービスで、コンセプトは「47 Prefectures in the Palm of Your Hand – The World’s Smallest Trip to Japan(47都道府県を手のひらに。世界で一番小さな日本旅行)」。47都道府県をモチーフに日本のアーティストがデザインしたカードを日本から毎月お届けします。「日本を集める」という新しい形で、日本を楽しんでいただけたら。

 日本が大好きだけど、まだ日本に来ることができない人たちにも家にいながら少しでも日本を感じてもらいたい。そして、いつか日本を訪れるきっかけの1つになったら嬉しいです。私自身も、昔は日本に行くことを夢見ていた1人でした。いつか日本に行ってみたいと思いながら、遠い国に感じていた時期もありました。

アメリアさんとシンディさん(写真=本人提供)

 今ではその夢が叶って、実際に日本で暮らしながら、日本に関わる仕事をしています。だからこそ、私たちのポストカードが「いつか日本に行ってみたい」という誰かの夢を叶えるための最初の小さな一歩になったらいいな。

――ポーランド時代、アメリアさんも日本の絵葉書を集めていたんですか?

アメリア 日本のポストカードがものすごく欲しくて、ネットで日本人を探して、「ポストカードを送ってくれませんか?」と頼んでいました。切手のデザインを見たかったし、手書きで日本語を書いてもらえるのも嬉しい。届いたら、壁に飾っていました。

――日本の絵葉書にそんな価値が。

アメリア シンディが世界一周した時、クラウドファンディングで旅費を支援してくれたファンの方々に毎月違う国からポストカードを送っていましたよ。やっぱり外国のポストカードは喜ばれるんじゃないでしょうか。

――アメリアさんも、シンディさんも、日本を外から見た視点でいろんなサービスを考えているんですね。次の章ではアメリアさんの恋愛事情と戸惑いについて聞かせてください。

次の記事に続く 付き合った日本人男性に「めちゃくちゃ冷たい」と言われて気づいた…ポーランド出身女性(24)が語る、日本と海外で“モテる女性”の違い

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