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子どもたちにとって、休み時間や放課後に思い切り身体を動かしたり、友だちと一緒に遊んだりすることは、心身の健全な発達にとって必要不可欠なはずなのに、冷静さを失った保護者たちの被害者意識に駆られた過剰反応が、子どもたちの健全な発達を阻害することになってしまう。
わが子に対する厳しさをもたない保護者の過剰反応
わが子が先生から叱られて傷ついて元気がない、生徒を傷つけるような叱り方をしていいのか、と先生にクレームをつける保護者もいる。叱られたと言ってしょげかえっているわが子が可哀相ということなのだろうが、叱られたのには理由があるはずである。何か悪いことをしたとか、すべきことを怠ったとか、何かあるはずだ。そこのところを棚上げして、わが子が傷ついている、どうしてくれるのだなどとクレームをつけるのは、見当違いの被害者意識と言わざるを得ない。
同じように先生から叱られても、しょげかえって元気をなくすどころか、ケロッとしている子もいる。先生に叱られたことをわざわざ親に言わない子もいる。自分が悪いと反省し、学校に文句を言おうとする親を止める子もいる。親としては、何か問題があって先生から叱られた子を慰めるより、反省を促すべきであり、落ち込んでいる子には、そんなことでいちいち落ち込まないように仕向けるべきだろう。
わが子に対する厳しさをもたない保護者の過剰反応が、学校の先生たちが生徒指導を放棄する方向に作用し、子どもたちは社会性を身につけたり心を鍛えたりすることができなくなっている。その結果、社会性の乏しい子、自己コントロールのできない衝動的な子、ストレス耐性が低くちょっとしたことですぐに落ち込む子が増えることになる。