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会社の上司役にハマるワケ
前出の『0.5の男』で演じた女性は、子育てに励みつつも職場復帰を目指しているという役どころだった。近年の作品では、母親役以外に会社の上司の役も目立つ。
昨年(2025年)公開の映画『早乙女カナコの場合は』では、ヒロインのカナコ(橋本愛)の上司となる出版社のベテラン営業部員・亜依子を演じた。亜依子が登場するのは作品も後半からだが、カナコとは恋敵のような関係になりながらも、お互いを認め合い、最終的に彼女の背中を押すことになる、印象に残る役どころだった。
「仕事をこなす大人の女性に見えるけど、本当は全然足元がグラグラ」
臼田によれば、撮影に入るまではカナコに対して堂々と振る舞えると思っていたが、撮影中は《負けそうになる瞬間がいっぱいあって、この危うさが亜依子なんだなって思った。外から見たら淡々と仕事をこなす大人の女性に見えるけど、本当は全然足元がグラグラで、精一杯なんだなというのが演じていてわかりました》という(「Numéro TOKYO」2025年3月14日配信)。
監督の矢崎仁司もそれに気づいたのか、「カナコのことをずっと見て。目をそらさないで」と指示され、結果的にカナコとのシーンでは《お互いにまっすぐに、対等でいられたと思います》と臼田は顧みている(同上)。
今年(2026年)春に放送された『ターミネーターと恋しちゃったら』(テレビ朝日系)では週刊誌から少女マンガ誌の編集部に異動を命じられた元敏腕記者、さらに今夏話題となった『Tシャツが乾くまで』(TBS系)では蒼井優演じる主人公の上司である結婚情報誌の編集長と、『早乙女カナコの場合は』のあと奇しくもドラマでも出版社の社員の役が続いた。
