女優として長く活動してきた成海璃子が、再び評価を高めている。

 現在放送中の秋ドラマでは『ハイド&シーク 0秒前の彼女』(日本テレビ系)で、物語の深層に関わる警察庁警備局公安課の捜査員・白鷺理香を担当中だ。白鷺は高い観察力を持ち、冷徹に任務を遂行する優秀な警察官。警察組織の正義を信じて疑わなかった白鷺が、事件の真相を追う中で信念が揺らいでいく姿が描かれる予定だ。物語に緊張感をもたらす重要な役となり、今後に注目が集まる。

 また、11月8日スタートのWOWOW連続ドラマW『ユージニア』では、幼少期の事件で盲目となった青澤緋紗子を演じる。岸井ゆきの演じる主人公と深く関わる役で、『ハイド&シーク 0秒前の彼女』同様に主要キャストに選ばれた格好だ。

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1992年生まれの成海璃子 ©時事通信社

子役としてデビュー→主演作多数の「スター女優」に

 1992年8月18日に神奈川県で生まれた成海は、5歳になった1997年にセントラル子供劇団へ入団。2000年放送の大ヒットドラマ『TRICK』(テレビ朝日系)にて、仲間由紀恵が演じた自称天才マジシャン・山田奈緒子の少女時代を演じドラマデビューを果たした。

 2004年には芸名を現在の「成海璃子」へと変え、大手芸能事務所の研音に移籍。事務所のバックアップもあり、2005年にはドラマ『瑠璃の島』(日本テレビ系)で主演に抜てきされる。

2005年の日テレドラマ『瑠璃の島』で主演(日本テレビ公式サイトより)

 同作で成海は、複雑な過去を持ち沖縄の離島に引き取られる少女・藤沢瑠璃を好演。スペシャル版も制作されるほどの高視聴率ドラマとなり、人気子役として一気にブレイクを果たす。その後も、『1リットルの涙』(フジテレビ系)や主演作の『ハチミツとクローバー』(フジテレビ系)など、出演するドラマが軒並みヒットを記録した。

 人気が急上昇した成海は、ドラマだけでなく映画でも大活躍する。

 映画単独初主演となった2007年公開の『神童』では、言葉より先に音符が読めるようになった天才ピアニスト・成瀬うたを演じた。また、同年公開の主演映画『あしたの私のつくり方』でも繊細な演技を見せ、山路ふみ子映画賞の新人女優賞などを受賞している。