お店に売っていない魚は、どのようにして仕入れているのか?
お店に売っていない魚をどう仕入れているのかというと、漁師さんから直接買うか、趣味で釣りをしている人からもらいます。ちなみに島には、5人ほどの漁師さんがいます。獲れた魚は島の人に直接売るだけでなく、豊洲市場にも卸しています。
青ヶ島の近郊で獲れるのは、キハダマグロやツムブリ、カンパチ、オナガダイなど。私のお気に入りは、オナガダイです。
ただ、断崖絶壁に囲まれていて海が荒れやすく、漁に出られない日も多いので、漁だけで食べていくのは難しいんです。たとえば私の弟は、天気のいい日は漁をして、それ以外の日は建設の仕事をしています。
魚は、焼いたりお刺身にしたりする以外に、「島寿司」にして食べることもあります。島寿司は醤油主体のたれに軽く漬けて醤油漬にしたお寿司で、わさびではなく「からし」を乗せて食べます。
お刺身のときも、脂の多い魚にはわさび、淡白な魚には島唐辛子と、魚によって薬味を変えて楽しんでいます。
郵便局でも野菜が買えるように
じゃあ、野菜はどうしているのか。島の商店で買えはするのですが、人口が少ないから、入荷数が少ないんです。特にもやしは、すぐに売り切れちゃいます。それに、連絡船の運航状況によっては1週間以上入荷しないこともあって、ほしい野菜が手に入らないことも少なくありません。
だから、ほとんどの家が畑を持っているんです。もちろん、私の実家も。夏はきゅうりやナス、冬はキャベツやレタスと、時期ごとに5種類くらい育てています。家庭ごとに育てている野菜が違うので、ご近所さんと交換することもあるんですよ。
さらに最近では、郵便局でも野菜が買えるようになりました。島内に何軒か農家があって、そこで採れたピーマンやきゅうり、ナスなどが、無人販売のような形で並べられています。
採れたてで新鮮だし、直売だから値段も安くて人気なんですよ。ちなみに、島にある小中学校の給食には、島内の農家から卸した野菜も使われています。

