青ヶ島では摘み放題…島ならではの野菜「明日葉」

 島ならではの野菜といえば、やっぱり明日葉。本土のスーパーではいい値段で売られている明日葉ですが、青ヶ島では「その辺」にたくさん生えています(笑)。本土で見る明日葉は葉が大きくて緑色も濃い、成長し切ったものが多いんです。そうすると、物によっては硬かったり、苦かったりすることも。

 青ヶ島では、柔らかい新芽のうちに収穫します。それをおひたしにしたり、ツナマヨで和えたり、かき揚げにしたり、お刺身の下に敷いたり。摘み放題の青ヶ島だからできる、ぜいたくな楽しみ方かもしれません。

 あと、青ヶ島のきゅうりは、島外でも人気が高いんですよ。普通のきゅうりより、大きくて水分が多いから、食べ応えがすごいんです。島のお祭りでは定番の人気メニューですし、お隣の八丈島では「青ヶ島きゅうり」という名前で売られて、結構好評だと聞いています。

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青ヶ島で明日葉は、柔らかい新芽のうちに収穫する

普段食べるお肉は、通販でまとめ買いするも…

 また、卵を採るために鶏を飼っている家庭もあります。それを絞めて食べることも。食べるのは卵を産まなくなった親鶏なので、肉は硬いけれど、旨味があっておいしいんですよ。年末年始などは「鶏鍋」にします。特別な時に食べるごちそうです。

 一方で、島内でなかなか手に入らないのが牛肉や豚肉です。実は青ヶ島では、「東京ビーフ」というブランド牛を育てています。ただ、島内には屠殺場がなく、島内で食肉処理を行うことはできません。生後しばらくしたら連絡船に乗って本土へ渡っていくので、島で生まれた牛でも、私たちの食卓に並ぶことはないんです。

青ヶ島の郷土料理「鶏鍋」(写真=佐々木加絵さんのXより引用)

 普段食べるお肉は、通販でまとめ買いしている家庭が多いと思います。ただ、「離島には送れません」とか、「送れるけど、追加の送料がかかります」というお店も多いんですよね。

 だから島民同士で「おすすめのネットショップ情報」を教え合って、少しでも安く買えるお店で購入するようにしています。