愛用していた製麺機で作ったそば
そんな話を聞いていたら、「かき揚げ天そば」が登場した。すると原元店主がすぐに話し出した。
「ウチのそばは私が製麺機で毎日、製麺しています。以前使っていたエビス麺機製作所の製麺機を使って、歌舞伎町の時と同じタイプの麺を打っています。そば粉は更科系の粉を懇意にしていた製粉所から仕入れています。細めの更科そばです。食べてみてください」
かき揚げ天ぷらは注文してからていねいに揚げている。長ねぎ、玉ねぎ、人参のかき揚げだ。たっぷりのつゆに細めの更科そばが泳いでいる。薬味のねぎは別皿で登場。まず、つゆをひとくち。おおっ。昆布の香りがじんわりと立つ。聞くと、前日に水から昆布をつけて出汁をとるという。基本は鰹節中心で、鯖節、宗田節をバランスよく配合している。またひとくちと飲んでいくと、じわじわっと出汁の香りが広がっていく。
次にそばをすする。細めだがコシがしっかりしている。かき揚げは油切れもよく、ハラハラとほぐれていき、そばを一緒に食べると最高だ。
追加注文した「冷コロッケそば」…そばはシコシコ、切れのよい辛汁
ツルツルとあっという間に食べてしまった。原元店主が冷たいそばもすごく人気だというので、「冷コロッケそば」を追加注文した。すると今度はコロッケを揚げ始めて、そばを大釜に入れて茹で始めた。しばし待って登場したそばはピカピカだ。わかめもきれいに盛り付けされている。薬味はねぎとわさびだ。
まず、つゆをひとくち。今度は返しがしっかりと感じられる切れのよい辛汁である。そばはシコシコ。これはうまい。堪らない。わかめはしっとり生わかめだ。
そしてコロッケはアツアツ揚げたて。こちらもマッハで食べ終えてしまった。ごちそうさまでした。


