2026年9月16~17日、東京都港区にある都立産業貿易センター浜松町館で、第63回麺産業展が開催された。

東京浜松町の都立産業貿易センター浜松町館
第63回麺産業展が開催された

 麺産業展は現役のそば・うどん店の関係者や将来開業したい方を対象に、店舗をサポートする会社が最新の情報を提供する場所となっている。製粉会社、鰹節などを扱う会社、かまぼこや海老などの食材を提供する会社、醤油会社、酒造会社、製麺機会社、陶器会社、厨房設営設計の会社など34社が出展した。

会場はゆったり

 今回はこちらに出展している丸勝かつおぶし株式会社代表取締役、真辺健治さんにサポートしていただき、「食べてみたい!」「おうちで試してみたい!」と思える注目商品の情報、そば業界を支える製粉会社などの取り組み、などを2日間にわたって取材した。また、業界の重鎮からの総括コメントもいただいた。その中から話題性のある情報を紹介する。

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誰でも上手に作れる「万能すりみパウダー」

 神奈川県小田原といえば有名なのは小田原城とかまぼこの鈴廣である。鈴廣かまぼこ株式会社企画営業チーム流通営業部の安居院正さんに取材すると、誰でも上手に作れる「万能すりみパウダー」を販売中という。

鈴廣かまぼこ株式会社のブース
安居院正さん

 万能すりみパウダーは、いわゆる既製品のかまぼこやはんぺんなどと違い、自分で作るタイプのねりもの。

さらさらパウダー

 水を加えて練るだけで1分で本格生すり身ができるという。柔らかさ、味はアレンジ自在で、季節のさつま揚げ、洋食ならテリーヌの材料としても利用できる。さらさらのパウダーなので冷蔵なら1年間保存可能だとか。

冷蔵で1年保存可能

 1袋でかまぼこ2本分のすり身ができるという。意外と量が多い。

本格すり身を簡単に作れる

 もちろん、そば・うどん店さんでの活用を期待しているのだが、これなら一般家庭で色々な食材を入れてさつま揚げを作ってもよいと思う。

「蕎麦の実スムージー」がうまい

 石森製粉株式会社は1872年に創業した老舗中の老舗の製粉会社だ。

石森製粉株式会社のブースと石森勇人さん(左)
歴史を感じる展示品

 今的にいえば「ゆで太郎」に全面的にそば粉を卸している店といえば分かりやすい。他にもたくさんの老舗そば店や手打ち個人店にも納品している。

 営業第2部の石森勇人さんに人気商品についてうかがった。ブースには国産そばのヌキ実(種子の内層胚乳部を一部除去したそばの実)がたくさん配置されているが、そばかりんとうやそば茶などの販売にも注力されているとのこと。

ブースにはたくさんの国産そばのヌキ実があった

 中でもひときわ目を引いていたのが「蕎麦の実スムージー」だ。

注目の「蕎麦の実スムージー」

 これは一部のヘルシー志向の人の間ではすでに人気化しているとか。作り方は超簡単。そばのヌキ実をお湯で煮てそれに豆乳とハチミツを合わせてミキサーにかけてスムージーにするというもの。試飲してみたのだが、そばの香りが高くほんのり甘い爽快なスムージーになっていた。

「蕎麦の実スムージー」は作り方も簡単

 これなら、そば店でのデザートドリンクとしても売れそうだ。自宅で作ってみよう。