「食べる削り節」が大ブレイク
ブースを歩いていたら有限会社池田物産が展示していることを発見した。社長の池田正さんとは面識があるのでさっそく取材した。こちらは1978年創業で和光市に営業所を構える。新高島平駅前にある「立ち食い蕎麦TGS622」に鰹節などを卸していたのをきっかけに交流があったのだが、こちらではやはり「食べる削り節」が人気商品だ。
これは鰹を厚めに切り、返しなどの調味液につけてゆっくりしっとりと乾燥させて作る削り節で、しっとりとしていて、「生ハムのような鰹節」として大ブレイクしているそうだ。実際に食べたことがあるのだがとってもよい食感で、そのまま食べても、あるいはマヨネーズなどをつけてもうまい。また、鍋などに入れても厚みがあって立派な食材になる。
現在は他のだし製品もラインナップを増やしているとか。
鯛とまいたけの出汁も人気だという。
高級食材を使った3倍希釈の江戸前めんつゆも絶賛発売中。これも一般でも入手できる商品だ。
話は変わって、現在、そば業界はさまざまな問題に直面している。今夏の豪雨によるそば栽培の被害、国産そば粉の生産量の頭打ちや中国産などの輸入そば粉の確保の問題などである。そうした問題に対する取り組みも取材した。
豪雨で被害を受けた福井県の生産者は…
前出の石森製粉株式会社、営業第2部の石森勇人さんは、去る8月の福井県の豪雨で被害を受けた福井産のそばについて懸念を表していた。石森製粉では福井県産のそばを相当量仕入れているという。
福井県は在来種の扱いが多く、小規模の生産者が地域ごとの在来種を生産している。8月の豪雨で秋そばの作付け地域が水没や流されたため、約半数が断念する状態にあるというのだ。再度、播種する場合でも今後の天候に左右されるため、状況は読めない。
「とにかく福井県の生産者様は播種用の玄そばを確保し、今後の復旧につなげてほしい」(石森製粉株式会社営業第2部 石森勇人)




