『GTO』(1998)のナナコ役で知られる俳優・歌手の希良梨さん(46)は、ブレイク中の2000年、ひっそりと日本の芸能界を去った。当時は伏せていたが、休業のきっかけは「子宮頸がん」だった。

 その後、世界各地を拠点にしながら台湾で国際結婚・出産・離婚を経験。そして2024年、日本に一時帰国した際、子宮頸がんが骨盤リンパ節に転移していることがわかり、抗がん剤治療を経験した。

 現在は群馬を拠点に福祉の仕事もはじめたという希良梨さんに、キャリアの出発点から振り返ってもらった。

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希良梨さん ©文藝春秋 撮影・橋本篤

抗がん剤治療で投げやりになっていた時期も

――25年7月に芸能界引退を発表された後、今年の9月に活動再開をアナウンスされました。

希良梨さん(以降、希良梨) 引退を発表した時は抗がん剤治療が終わった直後で心身ともに落ち込んでいて、正直、投げやりになっていました。

 今は福祉の仕事もしているんですが、現場でも「『GTO』見てました!」とかって話しかけてくださる方が多くて。結局、私が引退を宣言しようとしまいと、当時のことを知ってくださる方にとっては“希良梨”なんですよね(笑)。

 そんなこともあり、枠にとらわれずに自由に活動をはじめてみようと思って、「再開宣言」に至りました。

――2年前までメキシコ在住だったそうですが、今、生活の拠点はどちらに?

希良梨 今は群馬で福祉の仕事を一緒にしているチームがあるのと、もともと東京に実家があるので、群馬と東京を行ったり来たりする生活をしています。

 とはいえ、ふだんは基本インドア派で、おばあちゃんみたいな生活をしております。見た目はバリバリギャルで派手ですけども(笑)。

子宮頸がんとの過酷な闘病姿も発信を続けていた

――おばあちゃんみたいな生活。

希良梨 朝起きて、まずはアクセサリーブランドの制作、手芸をしてますね。

――ご自分で作ってるんですか。

希良梨 インポートもあるんですけど、基本は私のハンドメイドですね。一つ一つ手作業でやっているので、注文が殺到するとパニックになってます。

――配送まで希良梨さんが?

希良梨 袋詰めから配送まで一人でやってます。