――以前よりはよくなったとはいえ、芸能周りにはまだまだ怪しい人も多いですし、注意喚起は大事だと思います。小松さんのキャリアに戻りたいのですが、イエローキャブ所属後は写真集も数多く出していますね。

小松 やはり役者になりたかったので1年間という約束でお世話になって、恩返しのつもりで写真集も撮りました。1年で4冊ぐらいというハイペースでしたね。芸名も、野田さんのところに入ってから、知らない間に「小松みゆき」に変わっていました(笑)。野田さんのところって、ひらがなが多いんですよ。雛形あきこさんとか、山田まりやさんとか。

©山元茂樹/文藝春秋

女優活動を再開し、オーディションで北京原人の役を掴む

――たしかにそうですね。イエローキャブに1年所属した後、小松さんはまた別の事務所に移籍されます。

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小松 野田社長の事務所にいる間に出会った役者さんが所属してた事務所に紹介していただいて「マツ・カンパニー」という事務所に入りました。そこで、大河に出たり、ちょっとした映画に出たりと、ようやく女優として少しずつ活動していけるようになりました。

――大河は『元禄繚乱』ですね。あと小松さんといえば映画『ガメラ』シリーズにもよく出ていた印象です。

小松 金子修介監督が呼んでくださり、同じようなレポーター役で2、3と出させてもらいました。その後にも「ウルトラマンマックス」でもまたレポーター役で出させてもらって、その際に「また一緒にやりましょう」と言っていただき、映画『デスノート』にも出演させてもらいました。

――小松さんと特撮といえば『北京原人 Who are you?』は外せません。当時としては破格の製作費20億円をかけた作品でした。どういう形のオファーだったんですか。

小松 いや、あれはオーディションです。何人もの女の人が受けて、私になったんですよ。

『北京原人 Who are you?』(Amazonより)小松さんが演じたのは女性の北京原人ヤマト・ハナコ。

――小松さん以外の男性、子供はボディースーツでしたが、小松さんは裸に特殊メイクをされていたのですよね。

小松 体と顔で4時間ぐらいかかりました。だから朝はみんなより早く来ていましたね。

――しかも3カ月ぐらい撮影があったんですよね。

小松 やってました、やってました。でも毎日じゃないですよ。週に何回か。顔や身体に毛を貼って。しかも剥がすのにも2時間近くかかるんですよ。特殊メイクって溶かして丁寧に取らないと皮膚も痛むので。