――小松さんは『北京原人』以来、小野さんとは会っていないのでしょうか。
小松 会ってないですね。畑も違うし。有名な声優さんになってびっくりしましたけど、でも良かったなと思って。いい子だったんで。
「『私はいったい何百年生きているんだろう』って思っていました(笑)」
――さらに小松さんといえば、フジテレビの『大奥』シリーズにも数多く出演されていますね。
小松 テレビドラマの第1弾から出演していて、その後のシリーズや映画、スペシャルドラマ、舞台にも参加しました。ただ、テレビシリーズの中には、別の舞台とスケジュールが重なって、前半の3~4話しか出演できなかった作品もあるんです。
――最初の作品に出演したことが、次のシリーズへの出演にもつながったのでしょうか。
小松 そうですね。時代劇は独特の所作がありますし、一度経験している人のほうが現場でもやりやすいというのはあったと思います。監督さんも、以前から一緒に仕事をしている役者を大切にしてくださる方だったので、主役は変わっても、周りのキャストはほとんど同じでした。
ただ、毎回似たような役どころなので「私はいったい何百年生きているんだろう」って思っていました(笑)。徳川家康の時代にもいたし、幕末にもいる。「もう300年ぐらい生きているな」と思いながら演じていました。ほかの皆さんも同じような感じでしたね。
――『大奥』は女性の出演者が多い、特殊な現場でもありますよね。
小松 そうなんです。ほとんど女性ばかりで、たまに殿様役のイケメン俳優さんが入ってくるような現場でした(笑)。キャストもおなじみの顔ぶれだったので、長く一緒に作品を作っている仲間という感覚がありました。
――それにしても、これほど長く続く人気シリーズになると当初は思っていましたか。
小松 正直なところ意外でしたね。当時、時代劇にこれほど多くの方が興味を持ってくださるとは思っていなかったので。「こんなに皆さん見てくださるんだ」と驚きました。
その人気が舞台にもつながって、私も舞台版にはすべて出演しました。振り返ると、『大奥』には10年間以上関わっていましたね。
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