「子供と向き合いながら、自分とも戦っていますね」

――育児そのものは、楽しめていますか。

小松 楽しいですよ。最近は娘の言葉が増えて、自分の言いたいことを文章にできるようになってきたんです。「そんなことも言えるようになったんだ」と、それだけでうれしい。

 一方で生意気なことも言いますから(笑)。こちらもカーッと怒りが湧いてくることがある。でも、そこで我慢しなきゃいけない。50歳を過ぎて、まだこんなに精神的に鍛えられることがあるんだなと思います。

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 子供と向き合いながら、自分とも戦っていますね。女の子なので走り回って手がつけられないという感じではないですけど、意思が強いんですよ。最近では言うことを聞かない時もありますし、本当に子育てって自分の思い通りにはなりませんね。

最近の小松さんと娘さん(本人提供画像)

――幼稚園では、ママ友もできましたか。

小松 それが全然(笑)。東京は高齢で出産するお母さんも多くて、40代の方は結構いらっしゃいます。でも、さすがに50代半ばとなると少ない。ほかのお母さん同士は親しく話していても、私には丁寧な言葉遣いになるんです。向こうも、どう接したらいいか分からないのかもしれません。

 でも、私も幼稚園で友達をつくろうという気持ちはもともとなかったので、行事で一緒になるくらいの距離感がちょうどいいんです。

――50代で小さいお子さんを育てる上で、年齢を感じる瞬間はありますか。

小松 抱っこできないことですね。若いお母さんが子供を2人抱えて歩いているのを見ると「私には無理だな」と思います。娘は身長が120センチ近く、体重も20キロくらいあるので。同じ年の子より大きいんです。抱っこしても数歩で降ろしてしまう。30代だったら、もう少し長く抱いて歩けたかもしれないなって。

娘さんを抱っこする小松さん(本人提供画像)

――娘さんは、自分のこともできるようになってきましたか。

小松 着替えも片付けも自分でやってくれます。通っている幼稚園がモンテッソーリ教育を取り入れていて、基本的に自分でやらせるんです。最初は大丈夫かなと思いましたけど、できるようになってくれました。

 この間なんて、私が脱ぎっぱなしにしていた服を娘が畳んで、「お母さん、畳まなくちゃ駄目でしょ」って。いつも自分が言われていることを、そのまま返されました(笑)。いい幼稚園に入れてよかったなと思っています。