2021年、49歳で第一子を出産した女優の小松みゆきさん。大学在学中にデビュー後「グラビアクイーン」として人気を集めた一方、知らないうちにAV出演の契約を結ばれ、撮影現場から逃げ出した過去がある。その後、AV会社から請求されたのは、身に覚えのない1億5000万円だった。窮地を救った野田義治氏との出会いから、女優としての再出発、映画『北京原人 Who are you?』や『大奥』シリーズの舞台裏まで聞いた。(全5回の2回目/最初から読む)
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AV会社から1億5000万円を請求され、イエローキャブの野田社長を頼る
――AV出演の現場から逃げ出し、1年間の逃亡生活を送った小松さんですが、芸能界に戻りたいという思いより、まず身の安全を確保するという意識が強かったんではないですか。
小松みゆきさん(以下、小松) はい。何とかしないと生きていけないと思って。弁護士さんにも何度も相談しました。事務所との契約書には「映像の仕事をする」といった書き方がされていたんです。ただ相談した弁護士さんからは、そこにAVを含まないと明記されていなかったので「テレビと映画とAVと何が違うの?」と言われてしまって。
――さらに金銭的な請求まで受けたそうですね。
小松 私の知らないところで事務所がAV会社と結んだ契約について「1億5000万円を返せ」とAV会社から請求されたんです。私はその会社との契約に関わっていないし、ハンコも押していません。ただ事務所の社長がその契約金を持っていなくなったらしくて。ただ詳しいことはわかりません。民事裁判でその社長に通知を出しましたが、連絡がつかず、出てきませんでした。
――22、23歳の頃に、それだけの問題を一人で抱えることになった。
小松 どうにもならなかったですね。親も巻き込みたくなかったんです。そんなとき、以前、Vシネマの現場で知り合った当時イエローキャブの野田義治社長に名刺をいただいていたことを思い出したんです。「何かあったら連絡してくればいいよ」と言ってくださっていたので、思い切って連絡しました。
そうしたら「いいよ。うちにおいで」と二つ返事で受け入れてくださいました。野田さんの事務所に入ったことで、それまでの問題が解消して、ようやく芸能活動に戻ることができたんです。グラビアから始めても、その後に女優としてどうしていくかを考えてくれる事務所でした。本当にありがたかったですね。
今まではこうしたAVの話について私は隠していたんですが、最近はあえて言うようにしているんです。お子さんを芸能界に預ける親御さんが心配だろうから「こんなこともあるんですよ」と注意喚起として知ってもらいたくて。
今でも街中で分からないスカウトの人たちに声をかけられて、そこに行っちゃうのはやっぱりアウトなんですよ。ちゃんと芸能界で活躍している人が所属してる事務所だったら話を聞いてもいいと思うんですけど、そうじゃないんだったらやめたほうがいいよって。

