いま、ハリウッドの若手トップ女優といえば、間違いなくゼンデイヤ(30)の名前が挙がるだろう。

 2026年4月の『ドラマなふたり』を皮切りに、7月には『オデュッセイア』と『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』が相次いで全米公開され、世界的な大ヒットを記録。特に『スパイダーマン』は全世界興行収入25億ドルを超え、北米映画史上のトップに躍り出た。さらに12月には人気シリーズ第3作『デューン 砂の惑星PART3』の公開も控えている。

ゼンデイヤ ©NurPhoto via AFP/時事通信社

 14歳でディズニー・チャンネルのコメディドラマ『シェキラ!』の主演を務めると、20代で映画『グレイテスト・ショーマン』や『スパイダーマン』など大作に抜擢。着実に知名度を上げていった。しかし、彼女が注目される理由は、その輝かしいキャリアだけではない。

ADVERTISEMENT

ルッキズムや人種問題への意識

 ゼンデイヤはこれまで、納得できない不条理な事態に遭遇するたびに声を上げてきた。2015年、ある雑誌が自身の腰や太ももを細く修正した写真を掲載したことに気づくと、彼女はインスタグラムで実際の写真と修正後の写真を並べて公開した。

「今日新しい写真が公開されたのですが、19歳の私の腰と胴体がかなり加工されていることにショックを受けました。こういうことが女性を自意識過剰にさせ、私たちが抱いている非現実的な美の理想を生み出すのです」

修正された写真をアップし、疑問を呈した(ゼンデイヤのインスタグラム@zendayaより)

 この投稿で彼女は「私は正直さと純粋な自己愛を大切にしている」と綴り、ありのままの自分を愛することの大切さを訴えた。

 同年、両親の容姿を中傷するSNS投稿に対しては、「憎しみに満ちた言葉は内面の葛藤からしか生まれない」と毅然とした態度で反論。当時19歳にして、外観の美、内面の美について深く考えていることを表していた。