沈痛な面持ちをなさっていた眞子さま
2017年末に「週刊女性」が、小室圭さんの母親である佳代さんと元婚約者男性との間の借金トラブルを報じ、事態は決定的に一変した。2018年2月6日に、宮内庁は眞子さまの納采の儀を始めとするご結婚関係儀式を再来年(2020年)に延期すると発表。その3日後に、眞子さまは「第49回現代女流書100人展」をご覧になったが、会場へ向かう途中の車中では、肩をすくめるように下を向かれて、今にも泣き出されそうなほど、沈痛な面持ちをなさっていた。このような時にまで、公務に出席されてマスコミの前にお姿を見せなければならないお立場の厳しさを、あらためて感じた一幕だった。
8月7日には、小室圭さんが3年間の予定で、アメリカ・ニューヨークのフォーダム大学ロースクールの留学へ旅立ったばかりだ。近頃、眞子さまは、ダークトーンであったり、ややオーバーサイズのお召し物を身に着けられたりすることが増えているように思う。スカートも、眞子さまがよくお似合いになるタイトなものよりはフレアや台形型のデザインで、ひざより長めの丈の広がったラインを選ばれていることが多い。20代後半にしては、ややコンサバティブすぎるように思うのだが、お召し物によって、本心をさらけださないよう、何かガードなさっているという印象を受ける。
私が眞子さまや小室圭さんの取材を続けてきた中で、忘れがたい場面がある。2018年5月の大型連休中に、秋篠宮ご一家が御所を訪れられた時のことだ。皇居・乾門には報道陣が集まっていて、その前を車両で通過される直前、紀子さまが眞子さまに何かを語りかけられると、眞子さまはキュッと口角を上げて懸命に笑顔を作られたのだった。
眞子さまの27歳の誕生日に、母親の紀子さまは公益財団法人結核予防会総裁として、オランダ・ハーグで開かれる「第49回肺の健康世界会議」に出席するため、深夜0時台の便で羽田空港を出発された。小室圭さんとのご結婚の行方がはっきりしない状況のなか、眞子さまのご結婚へのご意志は変わらず強いように思う。お誕生日当日を、秋篠宮ご夫妻と眞子さまはどのようなお気持ちで迎えられているのだろうか。