1ページ目から読む
3/3ページ目
日本も他人事ではない
「韓国に遊びに行ったらトイレには気をつけろといわれた」という日本からの旅行者もいたが、韓国で起きていることは決して他人事ではない。
4月には、「日本の民泊で盗撮事件が頻発している」とシンガポールの華字メディアの『聯合早報』が日本への旅行者に注意喚起を促す記事を掲載している。また、9月に韓国で盗撮・流布で逮捕されたのは在韓の日本人だった。
韓国では「ク・ハラの事件」を機に、盗撮した映像の流布をより重刑にすべしという論議が高まっている。また、「リベンジポルノ」という呼称や、「ク・ハラの事件」といった固有名詞をつけることにも疑問が呈されている。
盗撮や、性的な映像を同意なく流布するリベンジポルノは、「魂の殺人」ともいわれる。
良くも悪くも対立や葛藤が常に木枯らしのようにうずまく韓国だが、問題がひとたび大きくなると、その後の対応は早い。
性犯罪についての法整備も、もしかしたら、あっという間にグローバル化するかもしれない。