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乳がん闘病中の矢方美紀(26)が語る「放射線治療は、午後から仕事に行けます」

元SKE48メンバー矢方美紀インタビュー #3

2018/11/20

乳がん治療中の元SKE48の矢方美紀さん(26)は、現在、抗がん剤治療が終わり、放射線治療に入ったところ。どのように治療と仕事を両立させているのでしょうか。「#乳がんダイアリー」(NHK)で治療の経過を公開している矢方さんに、悩みを抱えないコツや、今後の目標についても聞きました。

矢方美紀さん

◆ ◆ ◆

「眉毛やまつ毛の脱毛は困りました」

──髪の毛が抜けること以外に、外見の変化で困ったことや大変だったことはありましたか。

矢方 顔色が悪いのやむくみはしょうがないんですが、眉毛やまつ毛の脱毛は結構困りました。もとの眉毛がなくなってしまったので、自分で描こうにも何を基準にしたらいいかわからなくて。あと、まつ毛がないとまぶしくて。目にほこりも入りやすく、涙が出やすくなって、苦労しました。爪の中や指先が黒く変色してきたのも、ネイルで隠したりしています。

 

──矢方さんのように、人前に出るお仕事だと、外見の変化には余計敏感になりますよね。

矢方 自分でも葛藤はありましたが、これが今の自分だからしょうがないと思って、できることだけをやろうと割り切りました。そんな時に、ちょうどNHKの「#乳がんダイアリー 矢方美紀」という番組のお話をいただいたんです。セルフ動画をメインに治療の経緯と心境の変化を見せていく番組で、無理に隠すよりも、素のままの矢方美紀をみてもらいたかったし、私と同じように病気で苦しんでいる方に、「私も同じだよ。一緒にがんばろう」って、自分なりの思いを伝えたいという気持ちが大きかったので、治療の経過を毎日自分で動画撮影してアップしました。

──視聴者からの反響も大きかったのでは。

矢方 私と同世代のがん経験者で、働きながら治療を続けている方から、たくさんの共感や応援のメッセージをいただきました。「美紀ちゃんががんばっているから私もがんばる」というメッセージも多かったのですが、「午前中に治療をしても、午後から仕事に行けるよ」とか、「始まったら終わりがくるから、あっという間だよ」という励ましも多くて、私もがんばろうと思えたのはありがたかったですね。