「人生100年時代」と言われるようになった日本人にとって、今後の課題は、「平均寿命」と、自立した生活を送ることができる「健康寿命」との差を拡げないことである。この差は、筋肉が衰えることで「寝たきり」や要介護の状態で過ごす期間を意味するが、現在でも女性が12年、男性が8年と言われており、もし100歳まで生きるとすれば、その「寝たきり」や要介護の状態で過ごす年月がさらに長くなってしまう。
しかも、身体を支える筋肉の量は30代から加齢によって落ち始め、40代からは年1%ずつの割合で減っていくという。つまり、筋肉の減少に歯止めをかける措置をとらなければ、30代でも40代でも「寝たきり予備軍」になるおそれがある。
そんな衰えた筋肉を回復させるための適切な方法が、今回、筑波大学大学院の久野譜也教授がおすすめする6種類の筋トレである。
それぞれの筋トレメニューがどのような筋肉に効くのか、週に何回やればいいのか、心臓に負担をかけないやり方など、その詳細は「文藝春秋」12月号に掲載されている。
また、「老けない『筋トレ』」の特別企画として、“ひと目でわかる”トレーニング動画を公開中だ。
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