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こんな時期だからこそ、みんなで考えた「ドラゴンズあるある」2020

文春野球コラム Cリーグ2020

2020/05/22
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ドラゴンズは人情味のある温かい球団だ

 先を急ぎましょう。クリーンナップの5番は「ドラフト5位活躍しがち」。現役では大島選手、祖父江大輔選手、加藤匠馬選手、阿部寿樹選手、藤嶋健人選手と主力級がズラリ。かつては彦野利勝さん、山本昌さん、井端さん、「モリタはスゴイ!」森田幸一さんもドラフト5位でした。こうなると5位ルーキー・岡林勇希選手への期待も高まります。伊藤康祐選手、垣越建伸選手も負けるな!

 6番は「ドラゴンズは面倒見がいい球団だ」。今年から堂上剛裕さんが球団職員としてドラゴンズに復帰するなど、ドラゴンズは引退選手の再雇用が多い印象があります。川上憲伸さん、山崎武司さん、音重鎮スカウト、岩崎達郎さんなどは他球団へ移籍してからの「出戻り」組。同じく移籍経験者の鶴田泰さん、久本祐一さんはドラゴンズの打撃投手として選手たちを支えています。ドラゴンズは人情味のある温かいチームなんです。

 7番「ファンは拓実の夢にロマン抱きがち」。小柄ながらガッツあふれる投球を見せる山本拓実選手にファンは自分を投影してロマンを抱きます。かつては涙を流す「拓実マダム」たちが話題になりましたが、ナゴヤドームのドラゴンズファン全員が号泣するような投手に育ってほしいですね。

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 8番「ドラゴンズ女子はキャッチャーがお好き」は若狭アナの証言。正位置獲得を目指す捕手陣のひたむきな姿が、ドラゴンズ女子の母性本能をくすぐるのかもしれません。ちなみに番組内でドラゴンズファンの女性の呼称(「カープ女子」とか「オリ姫」みたいなの)について議論になりましたが結論は出ませんでした。 

 9番「早くビクトリーショーを思う存分楽しみたい」。勝った試合の後に天井がフルカラーで明滅する「ビクトリーショー」はナゴヤドーム名物としてすっかり定着しました。LED照明のDMX制御(詳しくは各自調査)を採用した球場は日本ではナゴドのみ! シーズン前に予定されていた高木守道さんの追悼試合を行うときは、「モリミチダンス」を爆音で流してビクトリーショーを行ってほしいものです。

 と、文字数が尽きたので控えのメンバーについては想像力で補ってください! 番組には大量のネタメールが寄せられましたが、いつかドラゴンズファンのみなさんから新しい「ドラゴンズあるある」を募って本にできれば最高ですね。

 でも、その前にみんなで一緒になって野球を楽しめる日が一刻も早く来てほしい。野球のある生活のかけがえのなさに初めて気づきました。ひょっとして、これが今一番の「野球あるある」なのかもしれません。

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