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浅村を支えるポイントゲッターがほしい

 2013年日本一となったシーズン。開幕スタメンに名を連ね、キャリアハイとなる86試合に出場、打率.272、本塁打8、打点47。後半戦は、6番レフトでレギュラー定着し日本一に貢献した枡田慎太郎さんにも話を聞く。

「(打線の物足りなさは)浅村への負担が大きくなっているから。もう一人、二人ポイントゲッターがほしいです。やはり2013年の打線と比べるとバランスが悪いですよね。打線の厚みをもたせ相手に脅威をもたせる外国人の存在ですかね」

 2013年の打線も3番銀次が巧打をうち、4番、5番にAJ、マギーのMJ砲がしっかり厚みを作っていた。岡島、藤田の1、2番に下位打線は枡田慎太郎、松井稼頭央、嶋とつなぐ、どこからでも点がとれそうなバランスの取れた打線であった。

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 4番に島内が入ってもインパクトに欠ける。岡島も調子はいいけど主軸を打つのはなんか違う。それは厚み、脅威の話。好打者よりもパワーヒッター、一発飛びそうか飛ばなそうか。そうすると脅威でいうとディクソンかカスティーヨ、筆者個人的にはやっぱり内田がんばれ、ともなる。

 もう少し枡田さんに、2013年のことを聞いてみた。

「弱かったイーグルスも強かったイーグルスも経験しましたが、2013年は圧倒的な存在感を醸し出す人間がいました。それは星野監督であり、選手であれば松井稼頭央さん。みんなあの年は田中将大に注目しがちですけど、現場の選手の雰囲気でいうと、稼頭央さんの存在が圧倒的。稼頭央さんの人間力でチームが一つにまとまっていました。僕自身も稼頭央さんの背中だけしかみてなかったですね」

 背中で引っ張るベテランの存在ーーー。

「2013年の稼頭央さんのような存在がでてきてほしいですね。今のチームで期待するならあえて言うと、銀次ですかね」

 銀次と枡田慎太郎、2005年球団創設まもないドラフト同期。

 一緒に戦ってきた同期の目線でみると、銀次はプロフェッショナルな職人気質タイプ。決して、同じベテランで2軍調整中の藤田一也のようなフォア・ザ・チームが前面に来るタイプではない。しかし、銀次が一軍に居続け、チーム全体に目を配れるような余裕が生まれれば、優勝へ向け一歩一歩近づくのではないか、と枡田さんは期待する。

 浅村に続く打線のポイントゲッター、そしてチームを引き締めるベテランの存在。

 投手陣が奮闘し上位をキープしている今だからこそ、チーム全体で準備をしっかりしてもらいたい。

 夏場は打ち勝て、さあ犬鷲打線!!

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