安倍晋三元首相が凶弾に倒れて3年。10月28日、山上徹也被告(45)の初公判が行われる。山上はなぜ、“狂気の引き金”を引いたのか。山上「獄中録」、母への直撃、そして、安倍元首相をめぐる「疑惑の銃弾」までーー。「週刊文春」の記事で一連の報道を振り返る。

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山上徹也「獄中録」

 

「ヒーロー」と呼ばれ、差し入れが殺到する暗殺犯。同じ拘置所の林眞須美から同情され、懲罰も受ける。一方、母はついに統一教会から…。

 

【安倍暗殺】山上徹也・母に直撃100分「情状証人出廷は子どものため」「目標は徹也と家族の修正」「解散命令請求はおかしい」《息子が入る大阪拘置所に毎月通い……》

 

山上に“狂気の引き金”を引かせた母が、事件後初めて小誌記者の直撃取材に答えた。延べ100分に及んだ会話の中で、時に息子への想いを吐露する。信仰に話が及ぶと、「文鮮明先生はメシヤ」と饒舌に語り出した。

 

親族が初告白 山上徹也「革命を起こす」と宣言していた

 

山上徹也被告(42)が安倍晋三元首相を銃撃する5年程前のこと。山上の母・A子さん(70)は、ある親族にこう打ち明けていた。「最近、徹也は『革命を起こす』とか、そんなことばっかり言うてんのよ」

 

山上徹也は統一教会母の面会と手紙を拒否していた

 

〈奈良地方裁判所 山上哲也被告公判前整理手続様〉粘着テープで梱包された段ボール箱が奈良地裁に宅急便で届いたのは、6月12日の午前11時15分頃のこと。差出人の欄には東京都内の住所と名前が書かれ、宛先には“てつ”の漢字が間違えられた山上徹也被告の名前が記載されていた。

 

《徹底検証》安倍元首相暗殺「疑惑の銃弾」

 

警察の見解は「首の右側を撃たれた」。しかし、専門家は「右に当たるはずはない」。変転する警察庁幹部の国会議員への説明。救命医と監察医で異なる診断、消えた弾丸、心臓に開いた穴。このテロ事件を検証すると…。

 

安倍元首相「疑惑の銃弾」第2弾 昭恵夫人は暗殺映像を再生し「変ですよね…」

 

小誌先週号で詳報した安倍元首相暗殺「疑惑の銃弾」。ついに現職閣僚や元警視総監たちからも捜査への不信感や全容解明を求める声が上がり始めた。そして、遺された昭恵夫人は――。新たな疑惑も報じる徹底検証第2弾。

 

「疑惑の銃弾」第3弾 安倍元首相暗殺「3つの死角」

 

警察は捜査終結を宣言したが、これを「歴史」として刻むにはあまりに多くの疑問や謎が残っている。あの日、銃弾が発砲された現場では一体、何が起きていたのか。改めて県警や消防、救急の動きを徹底検証したところ――。

 

安倍元首相暗殺「疑惑の銃弾」第4弾 5つの核心

 

小誌が3週にわたって報じてきた安倍元首相暗殺を巡る「疑惑の銃弾」。その内容は各方面で論議を呼んでいる。そうした中、側近議員、元警視総監、ジャーナリスト、米法医学者、政治学者が指摘する「事件の核心」とは――。

 

安倍暗殺 山上徹也が「親代わり」伯父の面会にNG宣告

 

「外の空気が吸いたい」大阪拘置所の面会室で、山上徹也被告は最近、弁護団に対しこんな言葉を漏らしたという。安倍晋三元首相が凶弾に倒れてから約1年半。山上は弁護士と一部の親族以外、一切の面会を拒み続けている。

 

【解説番組】「これからもずっと統一教会を信じ続けるのだろう」山上徹也被告の母に取材した記者が感じたこと《安倍元首相銃撃から約2年》

 

2022年7月、安倍晋三元首相を銃殺し、現在は大阪拘置所に収容されている山上徹也被告(43)。その母親であるA子さんが、延べ100分にわたり「週刊文春」記者の取材に答えました。

 

統一教会 元広報部長が懺悔「安倍総理、山上、韓国送金…今こそ、すべてを語ります」

 

安倍晋三元総理が銃撃されて、犯行の背景に統一教会(現在は世界平和統一家庭連合)への恨みがあるという話が流れたとき、私は「教団に天罰が下った」と感じました。

 

解散命令でも合同結婚式強行 統一教会が始めた新霊感商法《山上徹也は家族と面会拒絶、韓鶴子は“700億円”大号令》

 

安倍元首相が凶弾に倒れて3年弱。統一教会に解散命令が出た。改革を謳うものの、合同結婚式や献金要求、霊感商法など、その実態は、驚くほど変わっていない。統一教会を取材し続ける記者が教団の今をレポートする。

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source : 週刊文春