名人としてテレビに出ていた時期は朝6時から夜中の12時まで働きましたね。|高橋名人

新・家の履歴書 第807回

岸川 真
ライフ ライフスタイル

(たかはしめいじん ゲームプレゼンター。1959年、北海道札幌市生まれ。本名・高橋利幸。82年に株式会社ハドソンに入社。第1回「ハドソン全国キャラバン」で高橋名人の称号を確立。「16連射」や「ゲームは1日1時間」などの流行語を生み出した。歌手や声優、司会者、タレントとしても活動している。)

 

「高橋名人」は、皆さんにとって80年代の代表的なキャラクターなんですね。2019年には80年代のアメリカを舞台にしたNetflixドラマ「ストレンジャー・シングス」のプロモーションに呼ばれたり、今年5月には『ラヴィット!』(TBS系)にゲスト出演した直後にSNSでトレンド1位になったりして。

 ゲームには30年以上お世話になったので、少しでも恩返しをしたい。仕事の依頼が来るたび、「しっかりやらなきゃ」と気を引き締めてます。

 ファミコン全盛時に伝説の16連射で知られた「高橋名人」こと高橋利幸さん。1959年、北海道札幌市西区琴似で生まれた。

 僕の実家は、駅通りに面した「高橋商店」という祖父の代からの金物屋です。地下1階、地上3階建てのビルを持ってて、1階にうちの店の他に床屋と洋服屋、地下に飲み屋さんが4、5軒入って、上階はアパートにしていました。

 僕らが住んでいたのは1階の店の奥と2階の1部。店の奥が八畳の客間に水場、十六畳の広間、祖父母の八畳の部屋がありました。正月は広間に親戚がたくさん集まって賑やかでしたよ。2階の3部屋は両親の寝室、僕や年子で生まれた妹弟の部屋です。3階の卓球台のある部屋で、よく親戚や友達と遊んでましたね。

 両親が多忙のため、24軒という隣町の保育施設に0歳の頃から預けられました。3歳になると幼稚園へバスで通園することに。緊張で握りしめすぎたシワくちゃの回数券を出したら、運転手さんに叱られるんじゃないかとドキドキしてたのを覚えてます。

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source : 週刊文春 2022年11月24日号

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