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広島テレビの「オバマ訪問」に夢を見た

——失礼ながら「プーチン大統領を呼びたい」プロジェクトがこれほどまでに現実味を持って進んでいることは想像以上でした。

田中 ぶち上げちゃったからには、できることはなんでもやらなくちゃね。6月のG20で大阪に来日されるタイミングは大チャンスかな……なんて思っています。でも、これほど本気になっているのは、瀬戸内海を越えた広島の広島テレビさんの影響が強いですね。

 

——広島テレビの影響?

田中 2016年にアメリカのオバマ元大統領が広島を訪問したでしょう。あの訪問実現に向けて裏で頑張っていたのは広島テレビの三山秀昭社長(当時)。地方ローカル局として、夢見るような出来事でしたから。

——映画のほうは3月の公開に向けて順調ですか?

田中 おかげさまでいい作品になりそうです。日露合作だけあって、ロシア人俳優も参加しているんですよ。特にボイスマン大佐役のアレクサンドル・ドモガロフさんは「ロシアの渡辺謙」なんだそうで、ガルージン大使も「会いたい」って反応するくらいのスターなんですよ。

——日本人では斎藤工さんがロシア人捕虜ソローキンをめぐる謎を追うテレビディレクターの役で。

田中 実際にお目にかかると女性ファンが惚れ惚れするの、わかりますね。「こんなカッコいいディレクターは南海放送にいません」って伝えましたけど(笑)。

©2019「ソローキンの見た桜」製作委員会

——杉作J太郎さんも出演されているそうで。

田中 J太郎くんは中学校の後輩でもあるんです。あと、前愛媛県知事の加戸守行さんもちらっと出演していますよ。

「全社員一緒に同じ夢を見よう」

——それにしても、映画も「プーチン大統領を呼びたい」計画も、これほど大きな動きになっているとは驚きました。

田中 むしろここからが、「全社員一緒に同じ夢を見よう」って旗を振る本番になってきますね。1月7日に社内の新年祝賀式で、その夢について次のように話しました。
今、私達の一番の課題は、一人でも多くの人に映画を見てもらい、ロシアの人にも日本人が、松山人がこんなふうに墓地を守っているんだという事を知ってもらい、松山にロシアの皆さんに来てほしいということ。とくにプーチン大統領にロシア兵墓地の墓参をしてほしい、という夢です。それを地域密着の放送局である南海放送が実現できれば……と、思っています。