昭和34年(1959年)創刊の総合週刊誌「週刊文春」の紹介サイトです。最新号やバックナンバーから、いくつか記事を掲載していきます。各号の目次や定期購読のご案内も掲載しています。

2019/01/23

今年のロッテは情報戦も制する

 ただ、これで終わりではないのが、今年のロッテ。戦力強化だけではなくバックアップも抜かりはない。2018年は球団史上初の黒字化に成功。推定で7億円以上の黒字を出し、経営の健全化をしたことでチーム強化に向けた様々な施策も打ち出すようになった。その象徴がチーム戦略部なるものだ。

 プロ野球界では著名なアナリスト6名、スコアラー1名を新たに雇用。情報戦も制するというのだ。アナリストの中には他球団からの移籍組も多数。楽天から2名、オリックスから1名。チーフスコアラーも楽天からの移籍組だ。いずれもチームの情報管理部門を担ってきた人材だ。ここでよくネットでコメントされているのが「Bクラスのチームからアナリストを獲っても……」というマイナス思考の声。いや、そんなことはない。少なくとも彼らは元所属チームの数字、戦略は把握しきっている。つまり丸裸である。確実に白星を重ねることが出来る。これは大きい。

 さらにソフトバンクは昨年、入閣した鳥越ヘッドコーチ、清水バッテリーコーチなど。日本ハムも今年から吉井投手コーチ、そしてレアードが加入(昨年はトレードで岡も獲得)した。彼らが持っている古巣の情報もきっと生かされるのであろう。これら生きた情報と数字がミックスすると、とんでもない化学反応が起きるのではないだろうか。まさにスーパーマリオの無敵状態。そして今回の大型補強が加わると、導き出される答えはイエス! 優勝や!

日本ハムから加入したレアード ©文藝春秋

どこよりも早く勝ち負けを予想

 ああ、開幕が待ちきれない。ということでどこよりも早く勝ち負けを予想する。3月29日の開幕カードはZOZOマリンスタジアムでの楽天戦。開幕を勝利すれば3タテ間違いナシ。仮に開幕を接戦の末に落としたとしても2勝1敗は堅い。続いて西武3連戦。元々、先発投手の駒に苦しんでいるチームの裏ローテ。こちらは先発投手候補がキラ星のごとく存在する。ましてや開幕当初は投手有利の傾向があるから断然、ロッテである。うまくいけばここも3連勝。間違っても2勝1敗だ。

 続いてソフトバンク3連戦。最近の傾向として、この時期のソフトバンクはまだエンジンがかかっていない。2勝1敗が妥当であろう。千葉に戻ってオリックス。ここは言わなくても結果は分かる。最低でも2勝1敗。この後が札幌での日本ハム3連戦。この辺で一度ぐらい負け越しが妥当か。勝負の世界、そんなに甘くはない。だから、あえて1勝2敗としておこう。開幕から一回りして最悪で9勝6敗の貯金3。最高の場合は12勝3敗の貯金9である。

レアード入団時にマリーンズが作った画像 ©千葉ロッテマリーンズ

 最後にもう一回、言わせてもらう。「ロッテ、優勝や!」。ああ、悲願のリーグ1位での優勝だ。05年はプレーオフ(当時の呼称)で勝ってのリーグ優勝。「インチキ」と何度、他球団ファンから陰口をたたかれた事であろう。それが今年は違う。正真正銘の優勝だ。ロッテのリーグ1位での優勝は1974年、井口資仁監督の生まれた年までさかのぼらないといけない。それ以来の奇跡が今年、起ころうとしているのだ。もう涙が止まらない。皆様、途中で観戦資金が足りないという悲惨な事がないようにその他のレジャーはお控えください。一緒に歓喜の瞬間を分かち合いましょう。最後に一言。マウエ↑(チームスローガン)は4位(昨年5位)ではなく、1位の事や!

堀慶介(スポーツライター)

◆ ◆ ◆

※「文春野球コラム ウィンターリーグ2019」実施中。コラムがおもしろいと思ったらオリジナルサイト http://bunshun.jp/articles/10464 でHITボタンを押してください。

HIT!

この記事を応援したい方は上のボールをクリック。詳細はこちらから。

ツイッターをフォローして最新記事をいち早く読もう

文春野球をフォロー