宮崎駿監督の短編アニメ「毛虫のボロ」のCGスタッフとして頭角を現したクリエイター、櫻木優平さんは監督を務めたTVアニメ「イングレス」などで見せた高いクオリティで世界を驚かせ、注目を集めている。
1月25日には監督・脚本を手がけた劇場アニメ映画「あした世界が終わるとしても」が公開される。パラレルに存在するふたつの日本を舞台に繰り広げられるアクション・ラブストーリーだ。
本作はストーリーもさることながら、最新技術を駆使した映像も見どころだ。
「人工知能を使って着色や群衆の表現をしたり、モーションキャプチャーを使ってキャラクターを動かしたりしています。これまでのアニメと違って、より感情が伝わりやすいような生々しい表現になっています」
ミニ四駆など機械に触るのが好きで、高校も工業系に進んだ。空間把握能力が秀でていることに気づき、CGが自分の能力を最大限生かせる技術だと悟った。
「ぼくは、江國香織さんの『なつのひかり』という作品が好きなんです。いつかあのような、日常に非日常が混じるような不思議なファンタジーをやってみたいですね」
INFORMATION
「あした世界が終わるとしても」
1月25日より全国映画館で公開
https://ashitasekaiga.jp/