一部の駅名が変わると話題になっている京浜急行。春になると、京急にのって三崎港に行きたいと思う方も多いはずだ。品川駅から三崎口駅までは特快で1時間と少々。「みさきまぐろきっぷ」は相変わらず大人気である。
しかし、居酒屋・角打ちや大衆そば好きの人間にとっては、横須賀中央駅を通過するわけにはいかない。「チューサカ」の愛称で人気の「中央酒場」は午前10時、「天国(てんくに)」は午後0時に開店する。地元の魚介類や三崎のマグロばかりではない。壁一面に並ぶメニューは圧巻だ。「銀次」も外せない。
そして、大衆そば屋では「えびすや」が地元民を中心に静かに人気となっている。大衆そばと居酒屋・角打ちのある街、横須賀中央で、春を先取りするお気軽日帰り旅もなかなかよい。
そこで、2月最後の週末の土曜日、午前11時過ぎ、早春の横須賀中央駅に降り立った。陽ざしが明るく空が広い。駅前から海岸線の間に街が広がっている。駅から歩いて5分ほどのところにある大衆そば屋「えびすや」を再訪した。
創業40年、変わらない味
懐かしい白い暖簾がゆれている。店内はすでに満員。女将さんの須藤玲子さんに挨拶すると、「あら~久しぶりじゃないの~」といつも以上の元気な様子で迎えてくれた。
「えびすや」は今年で創業40年という。創業当時、横須賀界隈は人で溢れ、お店はてんやわんやだったそうだ。今は人口の高齢化や減少が進み、当時のような賑わいはないと女将さんは嘆く。
でも味は当時のまま。「天ぷらそば」(430円)、「カレーそば」(410円)、「たぬきそば」(370円)そして、他店ではあまりお目にかかれない「カレー天ぷらそば」(490円)が人気だという。