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2019/03/24

郵政民営化は「落選の恨み」だった?

 田中眞紀子更迭の直後こそ小泉内閣の支持率は下がりましたが、またやがて回復してきます。そうして本腰を入れだしたのが、大蔵政務次官のときから言いつづけてきた郵政の民営化でした。

 そもそも小泉さんはなんで郵政民営化を思いついたのか。「1回目の選挙で落ちたときの恨みのせいだ」──こういう話がけっこう広まっているのです。

 慶應の経済学部を出てロンドンに留学。ご本人も言うように留学とは名ばかりで、ひたすらミュージカル鑑賞に明け暮れた遊学だったようですが、1969年8月に父・純也さんが急死します。急遽、地元の横須賀に呼び戻されて暮れの総選挙に出馬するも落選。でも、全国の落選者の中で最多得票数をとったのが純一郎さんでした。

 当時はまだ中選挙区制でしたから、自民党から複数候補が出ていたのですが、彼がアテにしていた特定郵便局長たちはライバル候補を応援してしまった。これが敗因だとして、このときの恨みを彼は持ち続けたという説です(特定郵便局長については後述)。

 ある種の都市伝説かも知れませんけど、遺恨が郵政改革を生んだとなれば面白い話であることは間違いありません。

ニューヨークのヤンキースタジアムでの始球式。捕手役の松井秀喜に投球する(2004年9月) ©共同通信社

(構成=浦谷隆平)

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INFORMATION

池上彰<夜間授業>
“戦後”に挑んだ10人の日本人

第10回(最終回)「天皇陛下と美智子さま」
3月28日(木)18:30開場/19:00授業開始

場所:文藝春秋西館地下ホール
〒102-8008 東京都千代田区紀尾井町3番23号

料金:一般6,480円(税込)/学生3,240円(税込)

詳細・お申込みは下記のURLから
http://www.bunshun.co.jp/info/talklive/index02.html

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