まだスポンジですよ、頭が
――プライベートはどう過ごされてるんですか。
長与 よく引きこもって映画を観ています。最初の5分で面白かったら最後まで観ます。あまりに衝撃的な始まりがあると、「あっそういうのもアリだね」とか。そうすると、例えば会場での演出上とか、試合の順番とか、もう全部がインスパイアされる。
――繋がっていくんですね。
長与 全部繋がります。ライブハウスに行くと、異空間を作る上で音と照明ってどれだけ大事なんだろうって思うし、宝塚歌劇を見ると、男役の目線の配り方、指先の動かし方に目が行く。男役って、階段を降りてくるとき、絶対に階段を見ないんですよ。見ないでまっすぐ下りてくる。意外とまだスポンジですよ、頭が。
新しいプロレスを作るのは、新しい世代のお客さん
――最後に、これからプロレスでどういったことをやっていきたいかということを。
長与 世間の人に、もうちょっと女子プロレスを認めてほしい。40代より上の人たちは女子プロレスのことを知ってくれている人たちが多いと思うんですが、若い子たちに来てほしい。同じ世代の子たちが選手としてやってるから、ちょっと来てみなよ、って。
女子プロレスがメジャーになってくれれば、という思いでやっていますけれども、実際に女子プロを変えていくのは自分たちじゃなくて、新しい世代のお客さんや、新しい世代のレスラーなんだと思います。そうやって新しいプロレスができたら、会長も言っていた、横浜アリーナ行きが実現するんじゃないですか。
ログハウスでワンコたちとわちゃわちゃ
――横浜アリーナに行けたら、次は。
長与 それが終わったら、やっと一休みできるかな。那須あたりで、ログハウスでワンコたちとわちゃわちゃしながら暮らしたいです。それでたまに道場に様子見に行って、「どう? 頑張ってる?」「じゃあねー、遅くなるから帰るね」って。
そこには保護犬・保護猫のボランティアさんたちも来ていて、「やっぱさ、あの子もらっちゃう?」「一緒に活動してくれる?」って保護や譲渡の相談をしたりとかね。
――とても楽しそうです。
そうでしょう? 最後にどーんとやって、終われたらいいなって思います。すべて終わったら、那須にいますよ、きっと。王国を作っていますから、自分の。
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