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特集新入社員へのメッセージ

東大を出て4つの会社に勤めて分かった「できる人」が新入社員時代からやっていること

銀行、外資、財閥系、ベンチャー それぞれの「生き延び方」

2019/04/05

 同期生とは仲良くしよう。財閥系は「人間関係」がものを言う。できれば同期の中で優秀そうな奴と積極的に仲良くなろう。できれば仲良くなった優秀な同期生と互いに「彼(彼女)は優秀だ」と褒め合おう。人事部などの社員は折に触れて必ずあなたに聞いてくるものだ。

「同期の中で誰が優秀だと思う?」

 そのとき、同盟を結びあっている同士で相手の名前が言えるようになったらしめたもの。何人かの同期生(ただし出世しそうな優秀な社員)と同盟を結ぶことは戦略的に極めて重要だ。長い会社生活になるからあわてることはない。閥にも浮き沈みがある。社内をくまなく歩いてどこに蜘蛛の糸があるのかじっくり探してみよう。

©iStock.com

絶対君主のオーナーがいる新興系

 新興系会社に多くみられるのがオーナーの存在だ。オーナーは財閥系のように選抜された社長ではない。専制君主のようなものだ。決して逆らってはならない。「黒のモノを白と言え!」と言われたら「はいそうです」。「俺様がルール」なのだからそれでよいのだ。短期間に急成長した会社のオーナーほど風変わりな人が多い。それが前提。まともに考えていると生きていくのが嫌になってしまうかもしれない。あんまりへんなことがまかり通っているようなら、ちょっとした新興宗教みたいなものだと割り切るか、冷ややかに見るしかない。

 だからオーナーに気に入られることを最終目標にしよう。実力ももちろん大事だけれど、オーナーオリエンテッドでよい。それに馴染めないまじめな奴ほどやめていく。自分が合うか合わないかは見極めよう。小さな組織が多いからやりがいは感じるはず。でも業績が不安定なことも多く、いつ不興を買ってクビになるかもしれない。会社ごと潰れるリスクも考えて、5年くらいを目途に転職できる能力を磨こう。

 今自分が新入社員だったら、きっともっと出世しただろうなと思うと、自分の行き当たりばったりの人生に苦笑せざるをえない。そのことに気づくのが遅すぎたのだ。人生いろいろ、道はひとつではない。だから人生は楽しいのだ。失敗の上に成功がある。さて人生の海原に漕ぎ出そう!

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