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週刊誌のグラビアとドリフ 2人が芸能界に入ったきっかけ

ジョニ男    ところで、壇蜜さんはもともと芸能界にご興味があったんですか?

壇蜜    いや、全くなかったです。就職前に軽い気持ちで、週刊誌の素人グラビアに応募したら、なぜか受かってしまって、そこから流れ流れていまに至ってます。

ジョニ男    そんな映画みたいな展開がほんとうにあるんですね。

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壇蜜    ジョニ男さんはなぜ芸人を目指されたんですか?

ジョニ男    父親への反発ですね。一流企業に勤めるサラリーマンでしたけど、厳格な人で食事中は正座で会話も禁止みたいな躾を小さい頃から押しつけられてまして。

壇蜜    それは窮屈ですね。

©キンマサタカ(ジョニーズ) ジョニスタグラム全6枚の2枚目

ジョニ男    でも、ある日、そんな父親がテレビでドリフターズのコントを見て、楽しそうに笑ってたんですよ。で、「こいつらこんなバカなことやって飯食えるんだからいいよな」って言ったんです。見下したつもりだったんでしょうけど、僕はあんな不機嫌な父親を笑わせられる仕事がこの世にあることに衝撃を受けまして。どう考えたってサラリーマンよりも楽しそうじゃないですか。

壇蜜    じゃあ、子供の頃からずっと憧れてきたんですね。

ジョニ男    はい。当時はお笑いの養成所なんてありませんでしたから、高校生になってからはオーディション雑誌を読み漁(あさ)ってました。

壇蜜    それからどうなさったんですか。

ジョニ男    卒業してすぐに千葉の実家を出て、新宿・歌舞伎町のホストクラブで働き始めました。

©杉山拓也/文藝春秋

壇蜜    なんでまたホストクラブで?

ジョニ男    当時、とんねるずさんが新宿のショーパブでコントをやっているって噂を聞いたので、まずは新宿に行けばなんとかなるだろうと後先考えずに上京して、最後に辿り着いたのが、おばさま方の肩を抱いてブランデーを飲むようなコテコテのホストクラブで。お笑いを目指してたはずなのに、なぜかシャンデリアの下でひたすらチークダンスの練習をさせられてました(笑)。

壇蜜    じゃあ、焦りもあったんでしょうね。

ジョニ男    はい。そんな悶々としていたときに、あるお客さんが「私、タモリさんの近所に住んでるのよ」って言ってるのを聞いたんです。すぐに住所を教えてもらって、翌週にはご自宅におしかけてました。