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今年のバファローズは何かが違う 山本由伸と榊原翼に宿る希望の光

文春野球コラム ペナントレース2019

2019/05/11
note

「今年のバファローズは何かが違う」とファンの声

 贔屓チームの勝敗で一喜一憂出来るのが野球ファンである。勿論、スタジアムに駆けつけたスタンドの面々は贔屓チームの勝利を見たいと願っているはずだ。それでも、長いペナントレース。現在のバファローズのように苦しい戦いを強いられる場面も多々あるだろう。それこそ、連日観戦し連敗などしようものなら悶々とした日々を過ごす事となる。特にバファローズファンはもう悶々とした月曜日が日常になってしまっているのかもしれない。

 しかし今年、ファンの方々から自分が一番耳にする言葉は意外にも「今年のバファローズは何かが違う。いや、負けていても見てられるし応援のしがいがある。なんか野球が楽しい」なのだ。恐らく、生まれたばかりの新しいチームが、苦しみながらも強豪たちに挑み続ける少年漫画的な何かを感じているのだろう。現在まで、お世辞にも満足な成績とは言えないチームなのだが、それでも新戦力の台頭はファンを魅了するにじゅうぶんな内容だという事か。

 ならば残りは結果だけ。よし! ファンみんなで「そ・わ・か」を大事にしてみる事にするか。いや、アカン。高額年俸を「掃除」して、斜め上のイベントで「笑い」を取って、ファンへの「感謝」フェスも有料化する球団の「そ・わ・か」はあまりに不吉過ぎる。野球の神様に怒られるわ。

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