児相からの電話「母親が叱りすぎたようだ」
だが、そうした文化的事情は理解しても、ここは21世紀の日本だ
私はかなり悩んだのだが、金切り声と殴打が聞こえる夜が5~6回目を迎えたある日、児童相談所全国共通ダイヤル(189番)に電話することにした。
児童相談所は相談を受けると、職員が家庭訪問などをおこなう。こ
だが、その後も飛田給の仕事場では、以前よりも頻度は減ったものの、1ヶ月~数ヶ月に1回ぐらいは殴打音が聞こえた。とはいえ何度も児相に電話する行為は、私の側がかえってクレーマー隣人のように見えはしないかと思い気が引ける。かと言って子どもが殴られる音は聞きたくない。実に悩ましかったのを覚えている。
隣室のベトナム人夫婦の殴打音
その後、私は豊島区に仕事場を移したが、ここでも別の問題が生じた。最初に隣室に住んでいたのは3~4人の若いベトナム人女性たちだったが(ずっとアルバイトをしているらしく、ほとんど帰宅しなかった)、今年5月ごろにいきなり入居者が変わった。同じくベトナム人の若い夫婦と2歳くらいの男の子が暮らすようになったのだ。
引っ越しや室内クリーニングがおこなわれた形跡がないのに、わず
そして、このベトナム人の若い夫婦もやはり、子どもを激しく叱責して叩くのである。頻度はかなり高く、数日に1回は殴打音や子どもの泣き声が聞こえてくる。たまに音が違うので、テーブルや流し台をガンガン叩き、叱責をおこなっていることもあるようだ。