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2019/05/23

今後、IFAの存在がカギになる

 では、どこで金融商品を購入すればいいのでしょうか。
 
 アメリカやシンガポールなどでは独立系のIFA(インディペンデントファイナンシャルアドバイザー)という、特定の金融機関に縛られず、顧客のニーズを最優先した金融商品の提案やアドバイスをすることができる金融の専門家が多く存在します。IFAの多くは金融機関で経験を積んでおり、専門的な知識と高度な提案力を兼ね備えています。

 IFA業界全体としては欧米に遅れてはいますが、日本でも少しずつ浸透しており、金融庁も全面的にバックアップしている状況です。手数料重視のビジネスから脱却を図りたい金融庁としてもIFAの存在が鍵になると考えているようです。手数料体系は業者によって異なり、一般的にはネット証券と銀行や証券会社など対面型の金融機関とのちょうど中間くらいの手数料体系になります。利用者は銀行や証券会社で損失を出した経験がある人や中立的でより専門的なアドバイスを求める方が多いようです。IFAを検索するには、IFAナビなどを活用する方法があります。

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銀行の窓口はリスク許容度が低い顧客も多い

「餅は餅屋」という言葉もありますが、一般的に保険の相談は保険会社のスタッフ、投資信託など投資商品に関しては証券会社のスタッフの方がやはり詳しいです。私も昔、対面型の証券会社や保険会社のセールススタッフから購入をしたことがありましたが、リスクに関してもしっかりと説明を受けました。また、証券会社を利用する顧客側も資産運用に慣れていることが一般的です。銀行の窓口だとリスク許容度が低い顧客も多く、販売員も複数の保険会社の商品(養老保険から医療保険まで)や投資信託を取り扱うとなると商品を熟知するのは大変なのではないかとも感じます。

 また、商品のネーミングも親しみやすく夢のあるような名前で誤解をさせてしまうものも少なくありません。海外の商品の個人年金だと、リタイヤメント◯◯など、どの保険会社も似たような名前なので一般的な個人年金だなと推測ができるのですが。