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ミラーマン俳優・石田信之さん、鏡の国に還る

その壮絶な闘病と、終生かけて貫き通した俳優魂

2019/06/22

 俳優・作家の石田信之さんが去る6月13日(木)、大腸がんからの多臓器転移のため、神奈川県川崎市内の病院で亡くなった。享年68歳。人生100年時代にあまりにも早いご逝去であり、残念でならない。

「文春オンライン」のインタビューに応じる石田信之さん ©文藝春秋

 石田さんは1950年8月30日、秋田県生まれ。’68年に東宝芸能学校に入り、翌年早くも明治座の『上意討ち』で初舞台を踏む。’70年に当時、桜木健一さん主演で大ヒットしていた東映制作の『柔道一直線』の大沢健二役でテレビドラマ初レギュラー出演。翌’71年にフジテレビ系毎週日曜日夜7時から放送の、円谷プロ製作の本格特撮ドラマ『ミラーマン』の主人公・鏡京太郎 = ミラーマン役でテレビドラマ初主演。「サイン会では、6階建てのビルの1階から6階受付まで行列ができた」というほどの爆発的な人気を博し、ミラーマンは、円谷ウルトラシリーズ、その他幾多の特撮ヒーローに勝るとも劣らない異彩を放った。