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世代を越えて愛されたヒーロー・ミラーマン
以降は成人向け映画・ドラマの俳優として活躍。『太陽にほえろ!』(’72~’86年)や『G MEN’75』(’75~’82年)などの刑事ドラマや『水戸黄門』(’69~2011年)、『銭形平次』(’66~’84年)等の時代劇などジャンルを問わず数多くの作品に出演。
昨年12月9日(日)に、『「ミラーマン」「ファイヤーマン」「 ジャンボーグ9」 円谷レジェンドヒーロー リターンズ』(画・かたおか徹治)の電書コミック発売を記念して、新潟県新潟市のはしもと玩具店でサイン会が開催された。『ミラーマン』放送当時には生まれていなかった若者や、子連れの家族、年配の方、大勢の老若男女の方々が駆けつけ、ファン層の厚さを体現した。終了後にはファンの皆様方から寄せ書きの色紙が贈られ、その嬉しいハプニングに石田さんは相好を崩していた。
がんと戦い続けた、晩年の俳優人生
2014年3月に大腸がんが発覚し、肝臓への転移、原発性の胃がんの発症、いづれも公表。翌’15年には再発。余命20~30か月と宣告されたが、石田さんは持ち前の気力・闘志・精神力でがんと対峙した。その時間を“俳優”というライフワークに捧げきり、まさしく“役者人生”という言葉を体現した。発病後は大小含めると20回強にも及ぶ手術に挑み、映画やテレビ番組に意欲的に出演。今年8月公開予定の映画『スケバンくノ一』は体調がすぐれない中の撮影にもかかわらずカメラが回るやいなや役者魂を見せつけた。