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source : 週刊文春 2012年7月26日号

genre : ライフ, ライフスタイル, 医療, ヘルス, 社会

中国では不妊で悩んだら20代後半で”男科”を受診

 だが、山岡氏はこう言う。

「そうした問題以前に、医師に相談に行くのが遅すぎます。中国の病院には婦人科に対して“男科”があります。不妊のことで男科に行くのは20代後半。30代になったら、慌てて駆け込む。40代になって相談する日本人は、10歳遅い」

 人間の生命サイクルが大きくずれ込んでいるのだが、実は男だけの問題ではない。1章(ヒトは何歳までセックスできるのか?)で「腎気の周期」を紹介した。「男は8の倍数、女は7の倍数」という生殖機能と老化の周期である。ところが、山岡氏は、「最近、女性が6の倍数に変わってきた」と、意外な話をする。

「昔は14歳で初潮が始まったのに、今の子は12歳になっている。21歳で腎気が体のすみずみまで行き渡り、女のピークとなったのに、それが18歳になり、24歳でお肌の曲がり角を迎えている。女性に話を聞くと、40代から体の不調を訴える人が多い。6の倍数の42歳くらいです。これはホルモンが関係していますが、周期が早まった原因は、栄養が良すぎるからです」

 成長と老化が早まっているのに、晩婚化で子づくりは遅い。そうなると、やはり山田花子のように精力剤で踏ん張るしかないのか。

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「スズメバチが効くようです」衝撃の80代にして愛人3人

 ところが、山岡氏によると、精力剤が効かない人がいるという。何が分かれ道なのか。その違いがはっきりとわかったのが、精力剤情報をかき集めていた編集部のJ記者(42・既婚子供なし)が、「スズメバチが効くようです」という話を持ち込んできた時だった。

「長野県飯田市にスズメバチを捕るグループがいて、焼酎に漬けたり、佃煮にして食しているそうです。スズメバチ料理を出す『なわのれん』という小料理屋に、蜂捕り名人たちを呼んでもらうことにしました」

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 電車を乗り継ぎ、山間の無人駅「伊那八幡」からしばらく坂道を登っていくと、「なわのれん」に岡村和興さん(73)と佐藤一俊さん(75)という名人が待っていた。目に止まったのは、大量のスズメバチを漬け込んだ焼酎の大きな瓶である。

 岡村さんが言う。

「これは生きたままリカーにつけると、炭酸のようなエキスがジュワーッと出てくる。ハチが暴れ出して毒を吐くんだね。87歳で最近亡くなった人は、毎晩、おちょこ一杯これを飲んで、土日にはここにハチを食べに来ていた。80代で愛人が3人いて、顔も体もどえらい元気だった。杖もつかずに、背筋をピシッと伸ばして歩いとったね」