「表舞台へのオファーは数限りないのに、一切応えることはありませんでした。ここにきての出版は、還暦を迎えた百恵さんなりの、感謝の気持ちの集大成なのでしょう」(芸能デスク)

 芸能界引退から約40年。山口百恵(60)が著書を出版することが発表された。

山口百恵さん

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7月発売の新著

 7月26日に発売されるキルト作品集『時間(とき)の花束 Bouquet du temps[幸せな出逢いに包まれて]』(日本ヴォーグ社)。オールカラー128ページに及ぶ同書の表紙に銘打たれた著者名は「三浦百惠」。

〈今、暮らしの中に手仕事の時間があることをとても幸せに思っています〉

 本人の綴った「あとがき」には、そうあるという。

「百恵さんは、32年前からキルト作りを始めました。自宅近くのキルトの教室を『やってみたい』と訪ねたそうです」(同前)

 当時は夫・三浦友和(67)が東京郊外の閑静な街に家を建てて間もない頃。長男・祐太朗(35)、次男・貴大(33)も手のかかる盛りだったはずだが、家事と子育ての合間を縫ってキルト作りを続けてきた。その作品はこれまでも「キルトショー」などで展示され、実力が評価されてきた。

 長男・三浦祐太朗さん

「収録される作品点数は約70点で、出来たての新作3点も含まれます。その作品一点一点に、どのような背景で、何に着想を得てデザインし、どのような素材を使ったか――、といった作品解説とエピソードが綴られています。そしてさらに、作品制作風景として、ご本人の近影が数点掲載されます」(出版社担当者)

“いまの山口百恵の姿”のニーズは絶大で、キルト本の域を超えた予約が殺到しているという。