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2019/07/18

世帯年収500万のボーダーライン

 何年かに一度内閣府で公表される「結婚・家族形成に関する意識調査」では、いまどきの恋愛・結婚事情に関する調査報告書が面白くて、時折思い出してはしげしげと拝読するんですけれども、その中で「結婚生活に必要な夫婦の年収」とかいう項目があり、まあみんなだいたい世帯年収で500万ぐらいあれば良いよねという回答をしています。

 逆に言えば、夫の収入が低ければ妻も働きに出て2馬力に、旦那の収入が概ね500万を大きく超えていけば妻は家庭に入って子育てや介護に、という流れが出来上がっている感じでしょうか。

平成26年度「結婚・家族形成に関する意識調査」報告書(全体版)
https://www8.cao.go.jp/shoushi/shoushika/research/h26/zentai-pdf/index.html

15.結婚生活に必要な夫婦の年収(税込)Q32
https://www8.cao.go.jp/shoushi/shoushika/research/h26/zentai-pdf/pdf/2-2-2-3.pdf

 実際、収入が多ければ結婚できる確率は上がり、生める子どもの数も増えるという統計も出ているので、単純に結婚できないのも子どもを儲けられないのも貧困が悪いという結論に達します。貧乏人は結婚もできないのかという話はよく出ますが、実際本当に所得が低ければ結婚できないんですよね。

 貧乏人を差別するのでもなんでもなく、結婚してから貧乏な暮らしをしたくないと思う女性が多いのは仕方のないことですし、それを「いや、男女同権社会になったんだから、お前も働きに出ろよww」とかいう同調圧力をかけるのも違うと思うんです。貧乏だけど幸せな暮らしができればそれに越したことはないけれど、お金がないのはやっぱりみじめだと思う人ほど、貧乏な伴侶を持ちたくないというのは生き物、せいぶつとしての摂理だとも感じます。

女性誌のアンケートに興味深い結果が

©iStock.com

 また、女性誌「CanCam」でもアンケート企画をやっていました。これがまた記事冒頭から「高収入の男性と結婚したい」とかフルスイングな内容になっていて、おまえの脳みそはクリームバターか何かでできているのか鏡見ろ馬鹿と言いたい気持ちをぐっとこらえて読み進めると、実に興味深いことが書いてあります。

結婚相手に「高収入」を望む女性は約7割!だけど結婚条件の1位は…
https://cancam.jp/archives/582200

「結婚するならどっちを選ぶ?」とかいうカレー味のうんこのような比較があるんですが、ここでは高収入な人よりも価値観の合う人や気遣いのできる人を選ぶ、という女性の回答が比較されています。ああ、金があればそれでいいとかいう話ではなかったのか。鏡見ろとか言ってしまい申し訳ございませんでした。

 さらに「『この人と結婚したいな』と思った男性が高収入ではなかった場合どうしますか?」などと内角高めのボールも当記事に放り込まれていますが、男性目線で申しますと仕事で冴えないイケメンがモテ囃されるのは20代までで、30代を超えると平等に時は流れて、あれだけかっこよかった連中が40代にはただの若作りハゲ色白デブの低収入野郎になることだってあるんだぞ、現実を見ろお前ら。

 将来等しく中年になり、ジジイになる前提であるならば、高給取りと結婚したほうがストレスも少ないと言われればそうなのかもしれません。高給取りは高給取りで望みが高くて、結構みんな浮気してバンバン離婚しているのが気になりますが。

「ATMにされたくない」婚活市場から撤退する男性たち|すもも @sumomodane|note(ノート)
https://note.mu/sumomodane/n/n8b4410951f81