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社長会見で浮き彫りになった“吉本上層部の暗い体質”

 吉本興業からすれば、これだけ超公の存在になってきたのだから反社会的勢力との接触(=闇)があっていいわけがない。社員も含めて全員クリーンでなければならない。当然そういう論理になる。だから闇営業にも決然と対峙するのだと思った。

7月20日、緊急会見を開いた宮迫博之(左)、田村亮 ©文藝春秋

 しかし月曜の社長会見を見ると、むしろ吉本上層部の暗い体質が浮き彫りになった。パワハラ、隠蔽、ブラックという疑惑。

©吉田暁史

 こういう体質の会社がここまで国や政権と近すぎて良いのだろうか?

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 これはマズいのではと思う。この素朴すぎる疑問が頭から離れないのである。沖縄の記事を読んでからずっと引っかかっていた。これは芸能ゴシップではなく深刻な社会問題である。

「最大100億円」の出資を国から受ける巨大プロジェクト

 すでに話題だが、4月に発表されたプロジェクトもある。

「吉本興業とNTTグループ、国産プラットフォーム事業開始、クールジャパン機構も出資」

 これはNTTのニュースリリースだが、吉本興業とNTTは共同で「遊びと学び」をコンセプトにした教育コンテンツ等を国内外に発信していく国産プラットフォーム事業を始めるという。

 注目は次。

《新会社にはNTTグループと吉本興業からの出資に加えて、段階的に最大100億円をクールジャパン機構が出資します。》

©iStock.com

「最大100億円」の出資を国から受ける巨大プロジェクト。

 その昔「大阪百万円」という芸人さんがいたが、吉本は「国から100億円」。すごすぎる。