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夏に読みたい「怖い話」

2019/08/17

UFO研究の権威が語る「トラヴィス・ウォルトン事件」

 3月22日、アメリカで最も信頼されているUFO研究科学者のハイネク博士(ノースウェスタン大学天文学部長、1949年、米空軍のUFO研究機関の依頼でコンサルタントをつとめた)が、フェニックスでトラビスと会見した。会見後、同博士はおよそ次のように語っている。

「少くとも彼はウソを言ってはいない。UFOに連れ去られたかどうかはわからないが、彼が『事件を体験した』と心から信じていることは確かだ。彼がこれまで、根拠のない中傷などに不当にさらされてきたと思う。私は“UFOの宇宙人と会った”人たち多数から話を聞いたが、トラビスの話は、それらのどれと比較しても、遜色がない。事件当時の現場は、夜間の気温で華氏8度(摂氏零下13度)。もしあのへんに彼が隠れていたとすると、ジーンズの上着とズボンでは6日間も生きられない。事件は終止符を打たれたわけではないのだ。結論を下す前に、慎重に、逆睡眠テストなど、いっそうの調査を続けるべきである」

 この発言は同日の『フェニックス・ガゼット』紙一面に大きく報道された。「ウォルトンはウソを言っていない。UFOの権威が語る」と題したこの記事を皮切りに、それまでUFO事件を黙殺してきたアリゾナのマスコミは、再び、「トラヴィス・ウォルトン事件」や、それ以外のUFO関係事件に目を向けるようになった。ハイネク発言の3日後、フェニックス上空でUFOが目撃された際には、テレビも含めて、大きく取り上げたものである。

トラビス(左)から取材する筆者(右) ©文藝春秋

 今後、「トラヴィス・ウォルトン事件」について、より詳細な調査が進むにつれ、これまで知られなかった事柄が明るみに出ることだろう。そしてマスコミもまた、それを競って報道することになるだろう。

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